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2009年06月01日
後発薬への変更は6% 患者の4割以上は「積極的に利用したい」
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後発医薬品(後発薬、ジェネリック医薬品)は、特許が切れた新薬と同じ成分を使いながら安く利用できるので、医療費抑制の有効な対策として注目されている。厚生労働省は2008年4月から、医師が「後発医薬品への変更不可」としない限りは、薬局で患者に説明した上で後発薬に変更できるようにした。
後発薬処方の割合はわずか6.1%
医療費の抑制を狙う厚生労働省は後発薬の利用を後押ししているが、利用は進んでいない。厚労省の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)が、2009年3月に発表した48万6532枚の処方箋をもとに実施した調査では、後発薬を使うことのできる処方箋を病院や診療所で発行しても、薬局で実際に後発薬に変更されたケースは6.1%にとどまった。使用に「あまり積極的でない」薬局は3割を超え、薬剤師の消極的な姿勢もあきらかになった。
同調査では、後発薬の品質、情報提供、安定供給に対する不安が一部の医療関係者で根強いことが示された。後発薬の説明・調剤に積極的に取り組まない理由は、「近隣医療機関が使用に消極的」(40.2%)、「安定供給体制が不備である」(40.2%)、「品質に疑問がある」(40.2%)、「効果に疑問がある」(36.7%)が多かった。
患者側の認知度もまだ低く、後発薬についての説明を行ったにもかかわらず患者が後発薬の使用を希望しなかった理由は、「薬剤料等(患者自己負担額)の差額が小さい」(37.5%)、「後発薬に対する不安がある」(35.6%)が多かった。
糖尿病患者の7割は「後発薬もOK」
ネットワークアンケート-ジェネリック医薬品(GE薬)(糖尿病NET)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所