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2009年02月12日
糖尿病予防を学ぶためのコンピュータゲーム
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日本ではまだ耳慣れない用語だが、「シリアスゲーム」という言葉をご存知だろうか? コンピュータゲームは子供が遊ぶものとされるが、医療や保健政策などの深刻(シリアス)な分野での教育やトレーニングの支援ツールとして役立てようという考え方で、国内外でさまざまな試みが始められている。
シリアスゲームは日本でも、川島隆太・東北大学加齢医学研究所教授が監修した携帯ゲーム機器向けのゲームなど、ヒット商品がある。糖尿病では、昨年発売された糖尿病患者向けソフト「からだサポート研究所 糖尿病編」が知られる。このソフトは渥美義仁・東京都済生会糖尿病臨床研究センターセンター所長が監修し
2型糖尿病の予防をテーマとしたゲーム「Escape from Diab」
Escape from Diab(糖尿病からの脱出)
EscapefromDiab.com
子供の教育を目的としているが、途中で飽きて投げ出すことがないよう、シナリオや登場するキャラクター造形にも嗜好を凝らしてあり、本格的な内容になっている。
EscapefromDiab.com
Escape from Diabのプロモーションビデオ
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調査のリーダーで心理学者でもあるベイラー医科大学小児栄養研究センターのThomas Baranowski教授は「健康的な食事と運動を習慣化するために、学齢期の子供の時期から行動変容を学ぶことが重要となる。こうしたマルチメディアを利用したゲームが有用である可能性がある」としてい画面をクリックすると再生する
米国立糖尿病・消化器病・腎疾患研究所(NIDDK)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所