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2008年01月22日

男性は40歳代からメタボが7倍に急増 [山梨]

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 山梨県民のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予備群の割合は、男性21.4%、女性7.3%、該当者は男性16.8%、女性7.4%。男女ともに全国平均より少ないが、40歳代になると約7倍に急増する―県が成人を対象に行った「生活習慣病実態調査」で、こんな傾向がわかった。

 調査は、2006年度に市町村住民健診や職場健診を受診した20歳以上の男女5,469人を対象に行った。腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上に加え、通院して服薬治療をしている場合を含め、高血圧、高脂血、高血糖のうち2項目以上に当てはまると「該当者」、1項目当てはまると「予備群」とした

 該当する男性は、30代では1.6%と少ないが、40代で12.1%、50代で20.8%、60代で20.8%と、40歳を過ぎた時点で大幅に増える。女性は40代では3.8%と少ないが、50代で7.1%、60代で10.6%と加齢にともない増える傾向がみられた。

 メタボリックシンドロームの内容を知っている人の割合は、男女ともに40歳代がもっとも高く、全年齢では男性46.1%、女性51.8%だった。

 飲酒、喫煙状況など生活習慣状況についての調査も行われた。週3回以上、1日1合以上のお酒を飲む習慣がある人の割合は男性51.6%、女性12.7%で、男女ともに全国平均(38.2%と7.1%)より高かった。

 特に女性の飲酒率は高く、40代の女性では21.2%で全国平均(11.0%)の2倍あった。過度の飲酒は肥満の増加などにつながるおそれがあるので、県健康増進課は「ほどほどに」と呼びかけている。

 運動習慣のある人の割合は、全体で男性24.9%、女性22.5%だった。男性は20歳代では高いが、メタボリックシンドローム該当者が多くなる年代である30歳から40歳代は低くなる傾向があることが分かった。

平成18年度山梨県生活習慣病実態調査結果

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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