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2007年11月17日
40代男性の4割は「時間にゆとりがない」 内閣府調査
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内閣府は「少子化対策と家族・地域のきずな」に関する意識調査の結果を発表した。政府が11月の第3日曜日を「家族の日」と定めたことに合わせて調査したもので、今回が初めての実施となる。
日常の生活で時間のゆとりを感じるかを聞いたところ、ゆとりが「ある」と答えた人の割合は平均で47%で、「ない」と答えた人は27%だった。
年代別にみると、時間的なゆとりが「ある」と答えた人の割合は男女ともに若い世代ほど低く、年代が上がるにつれ高くなった。特に男性の40歳代と女性の50歳代は「ない」と答えた人の割合は38%で、「ある」と答えた人を上回っていた。
働き盛りの世代ほど時間に余裕がなく、ゆとりが出てくるのは60歳を過ぎてからという傾向を示す結果になった。
調査では家族との関わりについても聞いた。同居する家族がいる人に対し、家族間で大切にしていることを複数回答で尋ねたところ、「一緒に家で食事をする」が59%と過半数で、「家族だんらんの時間をもつ」も50%と高かった。
家族や自分に関する話し合いについては87%が「している」と答えた。「していない」と答えた人は12%で、その理由は「仕事が忙しく一緒にいる時間が少ないから」が61%と多かった。
地域での交流については、参加している地域活動で多かったのは「町内会や自治会」が47%だったが、「特に参加していない」という人も42%と多く、不参加の理由は「仕事が忙しくて参加する時間がない」が48%だった。人間関係が家庭内にとどまり、地域での交流が希薄になっている実態が浮かび上がった。
●内閣府「少子化対策と家族・地域のきずなに関する意識調査」
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所