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2005年05月31日

スズケン、ライフコーダー®を米国と欧州で販売

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 スズケンは、エネルギー消費量などを測定できる生活習慣記録機「ライフコーダー®EX」を6月1日から米国と欧州連合諸国向けに販売すると発表した。

 ライフコーダー®は加速度センサーを内蔵する記録機で、歩数を計測するだけでなく運動の強さを10段階で感知・測定する。それに年齢、身長、体重の個人データを加えて算出したエネルギー消費量を7日分のデータにまとめ画面表示し、専用ソフトでパソコンに取り込むこともできる。国内では1998年の発売以来、糖尿病教育を実施している医療機関、保健所、地方自治体の健康増進施設を対象に約4万台が販売された。

 一方、米国では成人の64%が過体重、30%が肥満で、子供の過体重もこの20年で約2倍の15%に増えたという。また、肥満による経済損失は年間1,170億ドル(約12兆円)と言われ、米政府は2004年7月、肥満を「病気」として初めて認定して、肥満治療を高齢者医療保険(メディケア)の保険給付に加えるなど、肥満対策に本格的に取り組みはじめている。*

 さらに、外食業界も健康志向に配慮した商品の導入に取り組んでおり、マクドナルドが歩数計付きのサラダをメニューに加えたことから、歩数計が一般に浸透し、市場も拡大しつつある。

* Report of the Working Group on Obesity March 12, 2004 (米国食品医薬品局)

詳細は(株)スズケンのサイトへ

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日本医療・健康情報研究所

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