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2005年02月28日

睡眠時呼吸障害の治療で血糖コントロールが改善する

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 睡眠中の呼吸の停止(無呼吸)が繰り返される睡眠時無呼吸症候群を中心とする睡眠時呼吸障害は、高血圧、肥満、心血管疾患などを併発することがあり、特にインスリン抵抗性との関連が強いことが知られている。

 米イリノイ大学医学部のグループは、睡眠時呼吸障害の治療に使われる、持続陽圧呼吸療法(CPAP)で治療したときの血糖値への影響を調査し、結果を「Archives of Internal Medicine」2月28日号に発表した

 25名の2型糖尿病患者を、CPAP療法によって平均83日間治療し、72時間持続して血糖値を測定するシステムを使って調査したところ、食後高血糖が有意に改善され、治療前のHbA1c値が7%を超えていた患者ではこの値も有意に低下したとしている。

詳細は「Archives of Internal Medicine」のサイトへ(英文・要約)

持続陽圧呼吸療法(CPAP)
鼻から狭くなっている気道に空気圧を送り込み、閉塞を解除し無呼吸を減らす治療法。

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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