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2005年01月01日
ファストフードは肥満と糖尿病のリスクを高める 米国調査
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米国でハンバーガーやピザ、フライドチキンなどのファストフードを頻繁に食べる人では、肥満やインスリン抵抗性のリスクが高くなり、2型糖尿病の発症が増える傾向があるという研究結果が発表された。
この研究は、米国で1984年から2001年に実施された「青年期冠動脈疾患リスク進展調査(CARDIA:Coronary Artery Risk Development in Young Adults)」で、登録時に18〜30歳だった白人とアフリカ系米国人の男女3,031人を対象に行ったもの。ファストフード店で食事を週2回以上、15年間続けた人は、利用が少なかった人に比べて、体重が平均で4.5kg増加し、インスリン抵抗性も約2倍に増加していた。詳細は医学誌「Lancet」の1月1日号に掲載された。
米国ではファストフードの消費が過去30年で急速に増えており、1990年代には子供たちのエネルギー消費量の10%を占めるようになった。肥満の増加も深刻な問題になっている。肥満と関連の深い2型糖尿病は心臓病の重大な危険因子となる。
肥満により毎年約30万人が亡くなり、米政府はその医療費が1,000億ドルに上ると概算している。米国立衛生研究所(NIH)のBarbara Alving医師は「肥満と糖尿病が増えている。エネルギー摂取量を適正に管理しながら栄養バランスにも配慮する食生活が勧められる。」と話している。
「ファーストフードのレストランで健康的な食事をするのは難しい。最近では健康的なメニューも増えているが、好まれるのは脂肪や炭水化物が多く、カロリーが高く、食物繊維や栄養価の低い食品だ。」とMark Pereiraミネソタ大学准教授は話している
ファストフードで出される食品はカロリーが高い傾向があり、1食で1日の必要量を満たしてしまう場合もある。「ファーストフードで何を食べるかに注意することが大切です。」とNIHのGina Wei医師は話している。
「ファーストフードを利用するときに、栄養成分表示を知りたいと思う人は多いはずです。食品の選び方も重要です。火で炙って油を落とした食品やサラダは、油で揚げた料理より脂肪が少なくなります。サイズは小さめのサイズを選び、サラダはドレッシングやマヨネーズのといった脂肪の多い
- 米国立衛生研究所(NIH)プレスリリース:
週に2回以上のファストフードの利用は、体重増加とインスリン抵抗性に関連がある
Eating at Fast-food Restaurants More than Twice Per Week is Associated with More Weight Gain and Insulin Resistance in Otherwise Healthy Young Adults
- 健康的な体重を維持するために(英語)
- この20年で米国人の食事がどのように変化したかご存知ですか?(英語)
[ Terahata ]日本医療・健康情報研究所