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2004年11月27日

米国の糖尿病人口は1,820万人 自己管理の「ABC」が重要

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 米国疾病管理センター(CDC)などによると、糖尿病と診断される米国成人は1991年から61%増加した。およそ1,820万人の有病者のうち520万人は糖尿病であることに気付いていない。

 2型糖尿病の多くは食事と運動などの生活習慣を見直すことで改善できるが、適切に血糖コントロールをできないと、将来に糖尿病合併症を引き起こす。米国の死因ランクでは糖尿病は6位に過ぎないが、合併症による死亡はかなり多い。

 国立慢性疾患予防・健康増進センターによると:

  • 米国の糖尿病患者の死因の65%は心疾患と脳梗塞。
  • 年間4万2,813人が糖尿病性腎症を合併し、10万人以上が治療中である。
  • 年間8万2,000人が糖尿病末梢神経障害で下肢を切断している。
  • 糖尿病網膜症で年間1万2,000人〜2万4,000人が失明している。
  • 年間13万5,000人が糖尿病合併妊娠により死産や先天異常(先天性欠損)、帝王切開を経験している。
  • 年間1万〜3万人がインフルエンザや肺炎の悪化により死亡している。
 人種によって発症しやすい疾患の傾向はあるものの、合併しやすさに人種差はないという。

 合併症予防が必要なとことはあきらかだが、生活習慣を変えるのは困難がともなう。高齢者向けの公的医療保険メディケアは、糖尿病患者のための生活管理指導を初年度10時間、フォローアップ年間2時間まで対応しているが、メディカルスタッフの指導を受けられない患者も多い。

 そういったときに、米国糖尿病学会(ADA)などが推奨する自己管理「ABC」は有効な目安となる。

A=HbA1C。過去3カ月の平均血糖値を示す指標であるHbA1c値を7%以下に保つ。
B=血圧。130/80mmHg以下に保つ。
C=コレステロール値。LDL(低比重リポ蛋白)コレステロールを100mg/dL以下に保つ。
国立慢性疾患予防・健康増進センター
 CDC's National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion
 -ファクトシート(US 2003年)(PDFファイル・英文)
[ DM-NET ]

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