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2004年12月24日

平成14年 国民栄養調査

キーワード
●肥満者(BMI25以上)の割合

 男性は30〜60代の3割以上の人がBMI(肥満指数)25以上の肥満に該当し、70歳以上でも26.3%が肥満に該当する。女性の肥満者の割合は、40代までは20%以下だが、50代で25.6%、60代で33.3%、70歳以上で30.8%となっている。

 性別にみると、男性については、20年前の昭和57年調査、10年前の平成4年調査、そして今回の調査と、年を追ってすべての年齢層で肥満者の割合が増えてきている。一方、女性は低体重(やせ)の割合が増えてきていて、20代で26.0%、30代で15.1%がやせに該当し、20年前に比べてそれぞれ2倍に増えている。しかも、実際には太っていないのに太っていると思っていたり、やせているのにもかかわらず体重を減らそうとしている女性が少なくないことがわかった。

●ストレスと食事量の変化

 男性・女性ともにストレスを感じたときも食事量は変わらないと答えた人が一番多いという結果が出ているが、その割合は男性56.5%に対し、女性38.0%で、ストレス時に女性は男性よりも食事量が変わりやすい傾向がうかがえる。とくに、食事量が多くなると答えた人の割合は、男性6.8%に対し女性17.9%と、性差が現れている。

●運動習慣について

 男性31.6%、女性28.3%が運動を習慣としていることがわかった。年齢別では、20代17.0%、30代19.1%、40代22.4%、50代29.9%、60代40.8%、70歳以上35.4%で、若年者層ほど運動習慣が少ないという結果になっている。

平成14年 国民栄養調査(厚生労働省)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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