糖尿病食事療法用宅配食で自宅入院
2008年02月15日
宅配食、どんなふうに利用する?
2007年末に糖尿病ネットワーク上でおこなった、「宅配食アンケート」の集計結果を大野誠先生(日本体育大学大学院教授)のコメントともにご紹介します。
同じ悩みや不安を持つ人は、宅配食をどう考えているのか…そんなことが見えてくるアンケート結果です。今後、宅配食を利用するのかしないのか、その判断材料にもご活用ください。 |
糖尿病患者用宅配食、カロリー調整宅配食を利用している、あるいは利用したことがある人(81人)への質問への回答です。
Q1.どれくらいの頻度で宅配食を利用していますか?あるいは利用していましたか?
A . |
週に1〜2日…43% 週に3〜4日…20% 週に5〜6日…22% 毎日…11% |
Q2.どれくらいの期間宅配食を利用していますか?あるいは利用していましたか?
A . |
1カ月未満…20% 1カ月〜半年…37% 半年〜3年…21% 3年〜5年…6% 5年以上…8% 不定期…8% |
Q3.毎月の利用金額はいくらくらいですか?あるいはいくらくらいでしたか?
A . |
5,000円以下…20% 5,000円〜1万円…37% 1万円〜3万円…21% 3万円〜5万円…6% 5万円以上…8% |
◆利用頻度と利用金額について◆
宅配食を週どれくらい利用するかの問いについて、もっとも多かったのが「1〜2日」という回答でした。一方で、「毎日」という回答も全体の15%ありました。利用頻度が高いほど、ひと月の利用金額も増える傾向にありますが、「週に5〜6日」や「毎日」利用する人でも、ひと月の利用金額が1〜3万円の範囲で利用する人が多いようです。
自由記述で解答していただいた利用期間については、半年未満の利用が全体の57%でしたが、3年以上の長期利用も14%ありました。「不定期」での利用も8%あり、なかには「10年間不定期で毎回1カ月程度の利用」という回答もありました。 |
【大野先生のコメント】 週に1〜2回宅配食を利用される方が多いようですが、この位の頻度で漫然と数週間利用するよりは、自宅入院をする週を決め、その週には夕食だけでも集中的に5回以上利用するというやり方のほうが、同じ経済的負担でより効果的な場合が多いようです。四季折々に2週間ずつ徹底的に自宅入院してみるというやり方などがお勧めです。 |
もくじ
- なぜ、自宅入院か?
- 自宅入院の前に知っておこう
- 主治医からのアドバイスも大切
- 自宅入院体験談 (1)
- ステージ別 食事・運動・生活習慣の改善
- 宅配食はエネルギー量と栄養バランスに関する最高の教科書
- 運動も自宅入院の重要なポイント
- 自宅入院体験談 (2)
- 自宅入院の記録をつける
- 自宅入院日記で生活習慣管理
- 無理なく続ける自分スタイル自宅入院
- 宅配食は食事療法の強い味方
- 「宅配糖尿病食で自宅入院」を振り返って
- 自宅入院成功のポイント 1
- 自宅入院成功のポイント 2
わたしの自宅入院
宅配食アンケート
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