災害に備えて
2011年08月17日
避難所での「健康運動」
被災地や仮設住宅での生活が長期に及ぶ可能性もあり、さまざまな健康への影響が懸念されます。NPO法人セルフメディケーション推進協議会(会長:池田義雄)は日本健康運動研究所の協力を得て、避難所や仮設住宅で生活している被災者のために「避難所での健康運動のすすめ!」を公開しています。
体の活動量が減少した生活が続くと、エコノミークラス症候群*1
やロコモティブシンドローム*2
の危険性が高まります。「避難所での健康運動のすすめ!」では、これらの予防に役立つ、立ち姿勢でできる運動や、座ったまま、寝ながらできるストレッチ、足や脚のマッサージのしかたをわかりやすく解説。
プリントアウトして配布したり、大きめに印刷して壁に貼るなど、周知啓発に活用することが可能です。
- エコノミークラス症候群
長時間足を動かさずに同じ姿勢でいて、足の深部にある静脈に血のかたまりができ、この一部が血流にのって肺に流れて肺の血管を閉塞(肺塞栓)する病気。糖尿病や、高血圧、脂質異常症のある人は特に注意が必要となる。 - ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
日本整形外科学会が提唱している、運動器の障害によりリスクが高くなった状態。高齢化や運動不足などが原因となり骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰えると、生活上の自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高くなる。
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※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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