糖尿病Q&A1000

Q.1000 遺伝について教えてください。男性が2型糖尿病でインスリン治療をしていて、女性は糖尿病ではない夫婦で、これから妊娠・出産をする場合、子どもへの糖尿病のリスクや遺伝はどのようなものがありますか?(41歳、女性)

 糖尿病の遺伝については、まだすべてが解明されたわけではないのですが、両親のうちいずれか一方が2型糖尿病の場合、それが父親か母親かの違いが、生まれた子どもの糖尿病のなりのやすさの違いとなって現れることはないでしょう。ご質問の方のお子さんの糖尿病のなりやすさは、両親ともに糖尿病である場合よりは低いでしょう。
 ただ、糖尿病はもうすでに治療法が確立されている病気ですから、遺伝のことをそれほど心配する必要はないのではないかと思います。大切なのは、ご出産後、お子さんが小児2型糖尿病にならないように気をつける、糖尿病になったとしてもしっかり治療するということです。小児2型糖尿病については、Q.735〜765を参照してください。
2008年04月28日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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13 読者の質問コーナー [Q.956-1000]のQ&A

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