糖尿病Q&A1000

Q.877 内臓脂肪を減らすには、どうすればよいのですか?

 そもそも脂肪は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ったときに、飢餓に備えてエネルギーを貯蓄しておくためのものです。このためよく、預金にたとえられます。そして皮下脂肪は定期預金、内臓脂肪は普通預金にたとえられます。
 どういうことかというと、皮下脂肪は溜まるのに時間がかかりますが、一度溜まってしまうとなかなか減りません。一方の内臓脂肪は割とすぐに溜まりやすく、消費もされやすいのです。ですからからだを動かして消費エネルギーを増やしてあげると、皮下脂肪よりも比較的容易に減らすことが可能です。
 つまり、内臓脂肪を減らすには、からだを動かすこと、運動が一番よい方法です。もちろん、同時に摂取エネルギーを抑えることが欠かせません。
2006年05月23日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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11-2 メタボリックシンドロームとしての糖尿病予備軍のQ&A

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