糖尿病Q&A1000

Q.874 では、なぜメタボリックシンドロームの診断基準に食後血糖値の基準が設けられていないのですか?

 検診における血液検査は、血糖値以外の検査項目との兼ね合いから、ふつう空腹時に採血するためです。血糖値だけを詳しく診るのであれば食後に採血したほうがよいのですが、メタボリックシンドロームのような非常に患者数が多い病気を見つけるためにそれをやるのには、膨大な時間と費用がかかってしまいます。
 なお、検診などで空腹時血糖が110mg/dL以上であれば、糖尿病を疑って再検査(ブドウ糖負荷試験)を受けるように言われるのが通常の流れです。
2006年05月23日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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11-2 メタボリックシンドロームとしての糖尿病予備軍のQ&A

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