糖尿病Q&A1000

Q.861 遊離脂肪酸とはなんですか?

 脂肪組織から血液に放出され、エネルギーの源として活用される脂肪分です。エネルギーとして利用されないときは、ブドウ糖と合成してできた中性脂肪として、脂肪組織に蓄えられています。血液中の遊離脂肪酸が多いと、高脂血症になったり、インスリン抵抗性を強くします。
 内臓脂肪は皮下脂肪に比べると、この遊離脂肪酸を活発に放出したり取り込んだりしていて、動脈硬化の進行により強く影響します。また、内臓脂肪から放出される遊離脂肪酸は位置的な関係から直接、肝臓に入っていきます。すると肝臓では、脂肪からブドウ糖(血糖)を作り出す働きが活発になって、その結果、血糖値も上昇してきます。
2006年05月23日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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11-2 メタボリックシンドロームとしての糖尿病予備軍のQ&A

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