糖尿病Q&A1000

Q.568 低血糖になると、どんな症状が現れますか?

 血糖値か低くなり過ぎると、まず自律神経症状と呼ばれる症状が現れます。発汗や手足のふるえ、動悸、脈が早くなる、不安になるといったことです。また、強い空腹感、吐き気などが起こることもあります。これらは血糖値の下がり過ぎに対し身体が自律神経を介して発する警告症状ととらえられています。
 この警告症状が現れる血糖値レベルを超えてさらに血糖値が低下すると、中枢神経症状と呼ばれる症状が現れます。目のかすみ、物が二つに見える、頭痛、集中力がなくなる、身体に力が入らない、眠くなる、意識が遠のく、などです。これらは低血糖のために脳の細胞が正常に働かなくなりつつあるために起こるもので、すぐに血糖値を上げてあげないと、意識障害、昏睡に陥る危険があります。
 ただし、これらの症状がすべての人に一様に現れるわけではありません。人によって現れる症状はさまざまです。もし低血糖になったときには、ご自分の低血糖症状の特徴をしっかり覚え、次に低血糖になったときにすぐに対処できるようにしておきましょう。
2006年05月11日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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07 低血糖の対処法 [Q.561-610]のQ&A

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