糖尿病Q&A1000

Q.95 からだをたくさん使うときは、食事の量を増やしたほうがよいですね。

 いろいろなケースがあって、ひとくちでは答えにくい質問です。治療内容や作業量、また、そのような状況の発生頻度によって対応が異なります。
 食事療法と運動療法だけで治療している場合は、食事量は変えないほうがよいでしょう。からだを動かすことで消費するエネルギー(カロリー)はあまり多くはなく、意識して食べる量を増やすと、多くの場合は食べすぎて高血糖になってしまいます。また、からだを使うからといって食事を増やす機会が度々重なれば、結果的に食事療法は乱れ、体重増加、血糖コントロールの悪化につながります。
 飲み薬で治療している場合も考え方は大体同じですが、スルフォニル尿素剤(SU剤)を服用している人では、からだを激しく使うときの低血糖に気をつけましょう。インスリン療法の人は、ふだんより多くからだを使うときは、低血糖予防のために食事の量を増やしたり、補食をとる必要もあります。どのくらい食べる量を増やすか(またはインスリンを減らすか)はケースによってまちまちですので、主治医と相談してください。
2006年04月17日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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02-2 だれでもできる食事療法のQ&A

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