糖尿病Q&A1000
Q.84 早食いがよくないわけは?
血糖値を下げるホルモン「インスリン」は、食事によって血糖値が上昇し始めたことに反応して分泌され始めます(インスリンの追加分泌※といいます)。食べ方が早すぎると、インスリンの分泌が血糖値の上昇に間にあわず、食後により血糖値が高くなりやすくなります。とくに糖尿病の人の場合、健康な人よりもインスリン追加分泌のタイミングが遅いことが多く、早く食べることの悪い点が強調されてしまいます。
また、食べ方が早いほど、過食(食べすぎ)になりやすいこともわかっています。その理由は、食事でおなかが満たされても、それを‘満腹になった’と脳で感じとるまでにわずかな時間差があり、食べ方が早いほど、この時間差の間に食べてしまう量が多くなるためと考えられています。
※インスリンの追加分泌:膵臓からのインスリン分泌は、基礎分泌と追加分泌のふたつに分けられます。24時間ほぼ一定量が少しずつ分泌されているインスリンを基礎分泌と呼び、食事などによる血糖値の上昇に反応して分泌されるインスリンを追加分泌と呼びます。
また、食べ方が早いほど、過食(食べすぎ)になりやすいこともわかっています。その理由は、食事でおなかが満たされても、それを‘満腹になった’と脳で感じとるまでにわずかな時間差があり、食べ方が早いほど、この時間差の間に食べてしまう量が多くなるためと考えられています。
※インスリンの追加分泌:膵臓からのインスリン分泌は、基礎分泌と追加分泌のふたつに分けられます。24時間ほぼ一定量が少しずつ分泌されているインスリンを基礎分泌と呼び、食事などによる血糖値の上昇に反応して分泌されるインスリンを追加分泌と呼びます。
2006年04月17日
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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02-2 だれでもできる食事療法のQ&A
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- Q.72 糖尿病の食事療法では、どんな食べ物の摂取が禁止されるのですか?
- Q.73 甘いものや油の多い料理は駄目なのでは?
- Q.74 糖尿病によい食べ物を教えてください。
- Q.75 食事療法のコツをひと言でいうと、どういうことですか?
- Q.76 適切なカロリーで栄養バランスのよい食事をとるだけなら、とくに病気の治療のための食事療法とは思えませんが・・・
- Q.77 糖尿病ではない健康な人が糖尿病の食事療法と同じ食事をしたら、どうなりますか?
- Q.78 日常活動に必要なカロリーは、どうすればわかりますか?
- Q.79 「栄養バランスのよい食事」とは、どういう食事のことですか?
- Q.80 糖尿病の食事療法の考え方はなんとなくわかりました。食事療法をスタートする前に、知っておいたほうがよいことなどありませんか?
- Q.81 なぜ、朝食を食べたほうがよいのですか?
- Q.82 間食がいけないということは、あたり前のようにいわれています。どんな理由があるのでしょうか?
- Q.83 間食をがまんできないときは・・・
- Q.84 早食いがよくないわけは?
- Q.85 食べる量を3食均一にしたほうがよいのはなぜですか?
- Q.86 食事の間隔が不規則なことの悪い点とは?
- Q.87 おかず一品の量を少なくして品数を多くすることの意味は?
- Q.88 寝る前に食べるよくない理由〈わけ〉は?
- Q.89 仕事がら外食することが多いのですが、どうしたらよいでしょうか?
- Q.90 食品のカロリーやどんな栄養素が含まれているかなど、どうやって覚えればいいのですか?
- Q.91 カロリー計算をしたり、栄養バランスを考えて料理するのは大変です。
- Q.92 食事療法を始めれば、糖尿病はよくなりますか。
- Q.93 1型糖尿病の場合は、食事療法の効果はあまりないのでしょうか?
- Q.94 食事療法を始めても血糖値が十分に下がらなければ、食べる量(摂取カロリー)をもっと少くするのですか?
- Q.95 からだをたくさん使うときは、食事の量を増やしたほうがよいですね。
- Q.96 食べる量(摂取すべきカロリー)は、この先ずっと一定ですか?