糖尿病Q&A1000

Q.421 HbA1cとは、なにを調べる検査ですか?

 HbA1cは、ヘモグロビンエーワンシー(またはエイチビーエーワンシー)と読みます。また、GHb(グリコヘモグロビン)とも呼ばれることもあります。その名前からわかるように HbA1cは、赤血球中に含まれている血色素・Hb(ヘモグロビン)がブドウ糖と結合した状態の成分を指し示す名称です。血色素・Hb(ヘモグロビン)とは、学校で習って記憶されている方もいるかと思いますが、血液中の赤血球の主成分で、血流に乗って酸素を全身に運ぶ役割を果たしています。
 このヘモグロビンは、血液中のブドウ糖(血糖)と結合しやすい性質をもっています。この現象は「糖化」と呼ばれています。血糖値が高い状態が続いていると、糖化したヘモグロビン・Hbの部分、すなわち HbA1cの割合が増えて高値を示すようになります。このような現象を利用したのが、糖尿病の治療状況を判定するための HbA1c検査なのです。
2006年04月28日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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04 検査に関するクエスチョン [Q.412-480]のQ&A

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