糖尿病Q&A1000

Q.386 糖尿病がある場合に、骨粗鬆症の治療に注意点などはありますか?

 骨粗鬆症の怖さは骨折にあり、骨粗鬆症治療の目的は骨折を防ぐことにあります。では、どんなときに骨折してしまうのかというと、その多くは転倒したときに起こります。糖尿病の合併症があると、例えば神経障害による起立性低血圧(立ちくらみ)や筋力の低下、足の変形、間欠性跛行、網膜症・白内障による視力低下・視野欠損などから、物につまずいたり転倒しやすくなる可能性があります。骨粗鬆症と診断されたら、治療継続とともに転倒を防ぐ注意も必要です。
 なお、骨粗鬆症の治療はおもに内科か整形外科で行われています。糖尿病がある骨粗鬆症の患者さんは、ふだんかかっている内科で治療を受けるケースが多いと思いますが、もし別の病医院の整形外科を受診する場合は、糖尿病があることと使用している薬の名前を医師に伝えてください。
2006年04月27日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-5 そのほかの合併症のQ&A

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