糖尿病Q&A1000

Q.360 糖尿病に高血圧を併発している場合の血圧のコントロール目標値を教えてください。

 日本高血圧学会のガイドラインではのように、糖尿病がある場合は軽症高血圧でも心臓や血管系の病気の高いリスクとされていて、収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満がコントロール目標となっています。もちろん実際の治療の場面では、さまざまな要素を考慮して治療目標が判断されます。
血圧以外のリスク要因 血圧分類
正常高値血圧
(130〜139/85〜89mmHg)
?度高血圧
(140〜159/90〜99mmHg)
?度高血圧
(160〜179/100〜109mmHg)
?度高血圧
(180mmHg以上/110mmHg以上)
リスク第一層
(危険因子がない)
付加リスクなし 低リスク 中等リスク 高リスク
リスク第二層
(糖尿病以外の1〜2個の危険因子、メタボリックシンドロームがある)
中等リスク 中等リスク 高リスク 高リスク
リスク第三層
(糖尿病、CKD、臓器障害/心血管病、3個以上の危険因子のいずれかがある)
高リスク 高リスク 高リスク 高リスク
2006年04月26日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-4 動脈硬化のQ&A

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