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03 合併症ってなんだ? - 動脈硬化
Q.359 糖尿病に高脂血症を併発している場合の血清脂質のコントロール目標値を教えてください。
A.  日本動脈硬化学会のガイドラインでは、のようなコントロール目標を掲げていて、糖尿病がある場合は、LDL(悪玉)コレステロール120mg/dL未満、HDL(善玉)コレステロール40mg/dL以上、中性脂肪(トリグリセリド)は150mg/dL未満となっています。また、狭心症や心筋梗塞がある場合は、LDLコレステロール100mg/dL未満が目標となります(HDLコレステロールと中性脂肪の目標値は同じ)。
 もちろん実際の治療では、患者さん個人の年齢や全身状態を主治医が考慮してどの程度コントロールするかを決めますが、この表の数値が一つの目安となります。

患者カテゴリー 脂質管理目標値(mg/dL) その他の冠危険因子の管理
 冠動脈疾患LDL-C以外の主要冠危険因子**LDL-CHDL-CTG高血圧糖尿病喫煙
Aなし0160未満40以上150未満高血圧学会のガイドラインによる糖尿病学会のガイドラインによる禁煙
B1なし1140未満
B22
B33120未満
B44以上
Cあり 100未満
TC:総コレステロール、LDL-C:LDL コレステロール、HDL-C:HDL コレステロール、TG:トリグリセリド(中性脂肪)
     *冠動脈疾患とは、確定診断された心筋梗塞、狭心症とする。
    **LDL-C 以外の主要冠危険因子
      加齢(男性 45歳以上、女性 55歳以上)、高血圧、糖尿病(耐糖能異常を含む)、禁煙、冠動脈疾患の家族歴、低 HDL-C 血症(40mg/dL 未満)
    ・脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める。
    ・脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はB4扱いとする。
    ・糖尿病があれば他に危険因子がなくてもB3とする。
    ・家族性高コレステロール血症は別に考慮する。

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