糖尿病Q&A1000

Q.293 動眼神経や顔面神経の麻痺とは、どのような症状のことですか?

 動眼神経麻痺は、眼球を動かす神経が麻痺する病気で、左右の眼の視線がそろわないために物が二重に見えたりします。また、まぶたがしっかり開かない(または閉じない)といったこともあります。顔面神経麻痺では、口をしっかり閉じられなくなって、飲み物を飲むときにこぼしてしまったりします。
 これらは単一性神経障害といって、その部分の神経に栄養を送っている血管が詰まることで起きると考えられています。単一性神経障害による麻痺の症状は、数週間から数か月で回復することが多いようです。
 なお、眼に関係している神経障害として、自覚症状としては気付きにくいですが、瞳孔の大きさを調節する機能に異常が現れることがあります。これは自律神経の障害により生じるとされています。
2006年04月25日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-3 神経障害のQ&A

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