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03 合併症ってなんだ? - 腎症
Q.252 なぜ血圧の管理が大切なのですか?
A.  Q. 247で少しお話ししましたが、腎臓の病気と血圧は、密接な関係があります。
 腎臓の重要な働きの一つに、血液をろ過することがあげられます。血液のろ過は、一つの腎臓内に約100万個存在するといわれる糸球体によって行われています。糸球体は非常に細い血管の集合体です。糸球体の血管壁を介して、からだに不要なものは尿として排泄され、からだに必要なものはそのまま血液中を流れ続けるような仕組みになっています。この糸球体の血管が高血糖のために障害されて、血液のろ過機能が低下するのが腎症です。
 一方、腎臓は血圧をコントロールする働きも担っています。糸球体内の血管障害で血流量が減ると腎臓は、血液をろ過する働きを十分に果たすために、自らが血圧を上げるホルモンを分泌して、腎臓内の血流量を保とうとします。これは一見理にかなった作用のように思えますが、血圧の高い状態が続いていると、そのことからも糸球体の血管障害が進んでしまいます。つまり、高血糖に加えて高血圧も、腎症の悪化要因として加わるということです。
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