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糖尿病患者さんの間食指導をどうする? トップページへ メールマガジン無料登録
III. 「効果的な間食指導」とは何かを考える
まずは、清涼飲料水を止めるべし
加藤: 何とも言えません。私は、お菓子類に関する具体的な指導教材として、このようなスライドを利用しています(図6)。自分の飲んでいる飲み物から糖分をみてみると(清涼飲料水のエネルギー量を砂糖で表示)、1本3gの砂糖がどれだけ入っているかを調べたものです。“のどが渇いたら、砂糖をごくごく”飲んでいることが一目瞭然でわかります。びっくりするのは、カルシウムが豊富でヘルシーなイメージの飲むヨーグルトはシュガー12本!こんなに摂取すると思うと、やっぱり止めるに越したことはないと、やっぱり思ってしまいます。
図6 自分の飲んでいる飲み物からとる糖分の目安
 スティックシュガー1本3g 12kcal
*清涼飲料水のエネルギー量を砂糖のエネルギー量に置き換えて表示
注)「カロリーオフ」でも、100ml あたり20kcal以下のエネルギー量があります。
  「ノンカロリー」でも、100mlあたり5kcal未満のエネルギー量があります。
厚生労働省「保健指導における学習教材集」より改編
吉田: 私は、固形の甘い物は割と容認しますが、コーラのような甘い飲料は、私もお勧めしないですね。液体は止めたほうがいいですよ、という話をします。「そんなに砂糖が入っているなんて知らなかった」と止めやすい方も多い。最近は、カロリーゼロの商品が出てきたりしているのもあって、とっつきやすいというのもあるのかもしれませんが。
浜野:加藤先生の、食品とスティックシュガーの画面は、インパクトがありましたね。
吉田:あれを見ると、やめてくれる人が多いかもしれませんね。
井上:なぜ、よくないのかを理解すれば、やめられるという患者さんもいますからね。
加藤:冷たい飲み物は、より甘くしないと、甘さを感じないのです。私は患者さんに、ジュースを凍らせて、それを食べてください、甘みを感じますか?すると、感じないのです。もっと甘くしないとあの甘みは出ないことに気がつきます。
吉田:私は、コーラを常温で飲んでみてくださいと言います。すごく甘いんです。とても飲めないでしょ、と。炭酸が抜けると、さらに甘くなるんです。
浜野:お二人は、非常に実践的で、経験的な指導をされていますね。
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2009年11月

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

  1. 「糖尿病患者さんの間食」、どう思いますか?
2009年9月
  1. 基本の3食以外に間食を入れると血糖パターンが乱れる
  2. 患者さん自身で考えて、間食を判断・調節できるようになってほしい
  3. わかっちゃいるけど、やめられない!
  4. 血糖コントロールの改善をするなら禁止がベスト?
  5. 行事やお付き合い・・・“社会的なおつきあいのお菓子”はどう扱う?
  1. 「糖尿病患者さんの間食指導」、どうしていますか?
2009年10月
  1. “間食をやめる”より“野菜を食べる”方が難しい
  2. 目で見て、お菓子の“量”を実感させる
  3. 憩いのクッキーを止めるか否か?
  4. 療養生活にうまく間食を取り入れるには
  5. 患者さんのタイプに合わせて指導を考える〜ストイックにやりすぎても続かない

  1. 「効果的な間食指導」とは何かを考える
2009年11月
  1. 患者さんの“許容範囲”をつかみ、フィードバック
  2. まずは、清涼飲料水をやめるべし
  3. 代替品として組み入れる加工食品という考え方
  4. 空腹感を感じたときの解消法
  5. おやつは“甘み”を求めて食べるのか
  6. 消費者も変わらなくては!
  7. コンビニや菓子メーカーも、協力してもらえれば・・・
  8. 間食指導抜きに、食事指導はありえない

  1. 指導症例(管理栄養士編)
2010年1月
  1. 無意識に食べていた間食やスポーツドリンクをやめて減量
  2. 間食を減らす工夫を患者さんと話し合って改善

  1. 指導症例2(臨床医編)
2010年2月
  1. 症例検討とまとめ (1)
  2. 症例検討とまとめ (2)