ニュース(旧資料室) イベント・学会情報 テキスト(学習) データ(資料) 談話室(BBS) メールマガジン モバイル 初めての方へ
糖尿病患者さんの間食指導をどうする? トップページへ メールマガジン無料登録
I. 「糖尿病患者さんの間食」、どう思いますか?
5 行事やお付き合い・・・“社会的なおつきあいのお菓子”はどう扱う?
浜野:少しまた話は変わりますが、お菓子って、当人の嗜好だけでなく、社会的な側面もあると思います。会社で3時のおやつタイムがあったり、お土産のお菓子を分け合うとか、誕生日のケーキ、等々、人との“おつきあい”の部分で直面する機会は非常に多い。こういった“社会的なおつきあいのお菓子”は、先生方はどのように扱うよう指導しておられますか?
加藤:職場でお菓子がでてきてもすぐに食べず、持って帰り家族にあげるか、社内のどなたかにあげるという方法があります。基本的には食べずにいられるなら食べないでおくのがベスト。
 例えば、誕生日にはホットケーキミックスと卵・牛乳をかき混ぜて、ケーキ型に入れオーブンで30分ほど焼きます。粉砂糖かココアパウダーをかけ、まわりにフルーツを飾り、キャンドルを立てれば素敵なケーキになりますよ。現在、小児1型糖尿病でも肥満の子が増えてきています。これは社会全体に肥満を作り出す原因があるからではないでしょうか?
吉田:行事食は、頻度が少ないのであればいいですけど、誕生日会が毎月何度もあるような環境であれば、ちょっと考えなくてはならないですね。容認派とはいえ、プラスするだけでは体重が増えるだけなので、その食事の前後で調節するなり、運動を増やすなり、どう調節するかをきちんと意識する必要があります。
 「食育」という面でいえば、子供の頃から、食事に対して良い習慣をもっていないと、何十年後に糖尿病が発症したという際も軌道修正が難しいですよね。ですから、例えば、自分の子供が友達と遊びに行く時は、おやつとして茹でたとうもろこしとか、食べて良い量をお友達の分までもたせます。このおやつを食べようと、みんな一緒に食べさせる。いわゆるスナック菓子が食べたくなったら、袋ごとではなく、小さいタッパーに入れてもたせます。友達と分け合うので1人2〜3個で済んでしまう。それで今日は終わり、とすれば、みんなが肥満にならずに済みますよね。まわりのお母さん達も、こういうのでいいのね、と覚えてくれて、理解が得られるようになったり。小さなコミュニティですけど、それも食育。こういうことが、底辺から広がればいいなと思っています。
浜野:『いつまでもデブと思うなよ』という本がありましたが、あの方も、コンビニのメロンパンの前で涙したと書いてらっしゃいましたよね。大好きだったメロンパンが、もう一生食べられないのか!と。糖尿病ネットワークで行ったアンケートでも、街で甘い香りのするお店を通り過ぎる時、何度も涙したというコメントもありました。こういうことを、少しでも解消していただけるよう、この企画で何か良い提案をしたいところです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
2009年09月

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

  1. 「糖尿病患者さんの間食」、どう思いますか?
2009年9月
  1. 基本の3食以外に間食を入れると血糖パターンが乱れる
  2. 患者さん自身で考えて、間食を判断・調節できるようになってほしい
  3. わかっちゃいるけど、やめられない!
  4. 血糖コントロールの改善をするなら禁止がベスト?
  5. 行事やお付き合い・・・“社会的なおつきあいのお菓子”はどう扱う?
  1. 「糖尿病患者さんの間食指導」、どうしていますか?
2009年10月
  1. “間食をやめる”より“野菜を食べる”方が難しい
  2. 目で見て、お菓子の“量”を実感させる
  3. 憩いのクッキーを止めるか否か?
  4. 療養生活にうまく間食を取り入れるには
  5. 患者さんのタイプに合わせて指導を考える〜ストイックにやりすぎても続かない

  1. 「効果的な間食指導」とは何かを考える
2009年11月
  1. 患者さんの“許容範囲”をつかみ、フィードバック
  2. まずは、清涼飲料水をやめるべし
  3. 代替品として組み入れる加工食品という考え方
  4. 空腹感を感じたときの解消法
  5. おやつは“甘み”を求めて食べるのか
  6. 消費者も変わらなくては!
  7. コンビニや菓子メーカーも、協力してもらえれば・・・
  8. 間食指導抜きに、食事指導はありえない

  1. 指導症例(管理栄養士編)
2010年1月
  1. 無意識に食べていた間食やスポーツドリンクをやめて減量
  2. 間食を減らす工夫を患者さんと話し合って改善

  1. 指導症例2(臨床医編)
2010年2月
  1. 症例検討とまとめ (1)
  2. 症例検討とまとめ (2)