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糖尿病患者さんの間食指導をどうする? トップページへ メールマガジン無料登録
I. 「糖尿病患者さんの間食」、どう思いますか?
4 血糖コントロールの改善をするなら禁止がベスト?
加藤:私たち栄養士は、何とかして良くしてあげたい、という気持ちが強くなると、つい“やめましょう”、と禁止論を出してしまう傾向があります。“間食禁止”と言いましたが、それは、患者さんの“コントロールが良くなってもらいたい”という気持ちが強いからです。
井上:少し話は変わりますが、例えば、お菓子禁止と指導して、HbA1c5%台くらいまで良くなる患者さんがいますよね。それだけ良くなった方に、ずっと禁止のまま続けてゆきましょう、と指導していますか? よくあるのは、すごく甘い物が好きなのに、真面目にまったく甘い物を食べないで頑張って、その結果血糖コントロールが改善して「これだけ良くなったから、たまには食べてもいいですか?」なんて聞かれる場合ですが、こういう方には、どうされていますか?
加藤:医師は、血糖が良くなった患者さんには低血糖が起きてないかなど、医療指導を入れますよね。でも、栄養士は良くなった患者さんにあまり会う機会がないので、「良くなったので、もうお菓子解禁ですよ」と言うような機会はほとんどないと思います。
井上:診療の現場で、コントロールが良くなってもまた悪くなる患者さんがいます。それは継続して細やかな指導が行き届いていないという原因があるのかなと思うんです。患者さんは、「良くなったら、もういいんだ」と自己判断して、指導の遵守を怠るようになる。もちろん、コントロールの悪い患者さんに時間を割いて指導を行うことは、すごく大事だと思うんですが、良くなっても、「では、今後どうしましょうか?」という指導をしてもらえる場があったらいいのに、とよく感じます。
加藤:そうですね。どうしても私たち栄養士は、コントロールの悪い方と初診の方を中心に指導時間をとられてしまうのです。
浜野:これだけ問題点を抱えていても栄養指導の“チャンス”に恵まれる患者さんはひと握りですね。しかも“医師の指示のもと”という決まりがあるので、医師の理解がないと、保険制度上、栄養指導を勝手にやるわけにもいかず、という側面もあります。
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2009年09月

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

  1. 「糖尿病患者さんの間食」、どう思いますか?
2009年9月
  1. 基本の3食以外に間食を入れると血糖パターンが乱れる
  2. 患者さん自身で考えて、間食を判断・調節できるようになってほしい
  3. わかっちゃいるけど、やめられない!
  4. 血糖コントロールの改善をするなら禁止がベスト?
  5. 行事やお付き合い・・・“社会的なおつきあいのお菓子”はどう扱う?
  1. 「糖尿病患者さんの間食指導」、どうしていますか?
2009年10月
  1. “間食をやめる”より“野菜を食べる”方が難しい
  2. 目で見て、お菓子の“量”を実感させる
  3. 憩いのクッキーを止めるか否か?
  4. 療養生活にうまく間食を取り入れるには
  5. 患者さんのタイプに合わせて指導を考える〜ストイックにやりすぎても続かない

  1. 「効果的な間食指導」とは何かを考える
2009年11月
  1. 患者さんの“許容範囲”をつかみ、フィードバック
  2. まずは、清涼飲料水をやめるべし
  3. 代替品として組み入れる加工食品という考え方
  4. 空腹感を感じたときの解消法
  5. おやつは“甘み”を求めて食べるのか
  6. 消費者も変わらなくては!
  7. コンビニや菓子メーカーも、協力してもらえれば・・・
  8. 間食指導抜きに、食事指導はありえない

  1. 指導症例(管理栄養士編)
2010年1月
  1. 無意識に食べていた間食やスポーツドリンクをやめて減量
  2. 間食を減らす工夫を患者さんと話し合って改善

  1. 指導症例2(臨床医編)
2010年2月
  1. 症例検討とまとめ (1)
  2. 症例検討とまとめ (2)