糖尿病の本
医療関係者対象
重症化予防のための足病診療ガイドライン
2023.06.04
- 概要:「足病」とは下肢・足の形態的・機能的障害(循環障害、神経障害)や感染、およびそれらに伴う潰瘍等の足部病変を指し、高齢化や糖尿病患者の増加とともに足病患者も増加している。本書は足病治療の指針となる68のClinical Question(CQ)を提示し、疫学・病態から足部病変の管理と治療、再発・重症化予防や歩行機能の確保、集学的治療や地域連携の実際までを網羅。足病の治療・管理・ケアに携わる医師、看護師・理学療法士などのメディカルスタッフや介護従事者が知識を共有し、緊密に連携するための基礎として必携の一冊。
- 判型・頁:B5・240
- 価 格:定価:2,970円(税込)
- 発行日:2022年9月 9日
- 出版社:南江堂
肥満症診療ガイドライン2022
2022.11.29
- 概要:
肥満は体脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態であり,肥満がただちに疾患に分類されるわけではない。日本肥満学会は肥満者のなかから医療の対象となる集団,すなわち,減量によって合併している健康障害の改善や,将来起こり得るさまざまな疾病を予防することが期待できる集団を選び出すために「肥満症」の概念を提唱し,この概念に沿った診療の実施を推奨している。治療対象をBMIのみで定義するのではなく,健康障害の合併や内臓脂肪蓄積に基づいて抽出するという考え方は,国際的にみても極めて先駆的なものといえる。
2016年版の発行以降に,小児や高齢者の肥満と肥満症に対する国内外の知見が増えたほか,おもに高度肥満症を対象としてわが国でも外科療法が保険収載され,その有用性が検証されるなど,肥満症の診療を取り巻くさまざまな変化がみられている。さらに,長らく進展に乏しかった肥満症治療薬の開発に関しても,日本人を対象として良好な治験結果が公表されるなど,新たな肥満症治療薬が登場する兆しがみられる。
しかし,肥満や肥満症をもつ個人のQOLの維持・向上を,個人に対する医学的介入のみで十分に達成することは難しい。肥満や肥満症の発症には,他の慢性疾患と同様に遺伝的な要因,生育や発達における要因,社会的要因などを含むさまざまな要因が関係するにもかかわらず,必要以上に食習慣など個人の生活上の要因に帰せられる傾向がある。「自己管理能力が低い」という偏見,社会的スティグマ(不理解による誤った認識)や,自分自身の責任と考える個人的スティグマも存在する。「自己管理の問題であって,医療を受ける対象ではない」という誤った理解は,適切な治療の機会が奪われることにもつながる。
肥満症は多様な健康障害の発症や増悪・進展の要因となることからも,対応にあっては,広い領域・職種の連携が重要である。本ガイドラインを通じて,肥満症を治療することの重要性,すなわち肥満症を治療することにより合併する複数の健康障害を一挙に改善できるということを,できるだけ多くの方々に理解して頂きたい。 - 判型・頁:A4変形・184
- 価 格:定価:3,520円(税込)
- 発行日:2022年12月 2日
- 出版社:ライフサイエンス出版
2ページで診療が変わる!糖尿病・内分泌疾患 ナレッジ100
2022.11.11
- 概要:図表でわかる! 見開きでわかる! 臨床の疑問をスピード解決
糖尿病はコモンディジーズであり,常に対応が必要となる疾患です.あらゆる合併症も引き起こすことから,その治療・管理には気を抜くことができません.
また,内分泌疾患も頻度の高い疾患や緊急性のものがあり,“疑わない限り,診断できない疾患である”ことが重要な特徴で常に鑑別診断に入れておかなければなりません.
一方でこれらの領域はあらゆる器官を横断的に考える必要があり,初学者にとっては煩雑で取っ付きにくい印象を与えます.
本書は“わかりやすさ”を追求して,具体的な1つの疑問に“見開き2頁のQ&A形式”として全100項目を解説する本です.しかも図や表など用いて“明快に答えを示すこと”をコンセプトといたしました.
初期研修医から第一線のプライマリ・ケア医の方々はもちろん,看護師・薬剤師など各種メディカル・スタッフの方々まで,幅広くお役に立つと思います. - 判型・頁:B5・244
- 価 格:定価:4,180円(税込)
- 発行日:2022年10月14日
- 出版社:南山堂
糖尿病療養指導ガイドブック: 糖尿病療養指導士の学習目標と課題 (2022)
2022.05.12
- 概要:わが国の糖尿病患者数は1,000万人に達し、糖尿病に伴うさまざまな合併症の克服が重要な課題となっています。近年、糖尿病治療は目覚ましい進歩を遂げ、新しい治療薬やインスリンポンプ、血糖測定のためのデバイスなどが次々に開発されました。その一方で、未受診者や治療中断者が多いこと、高齢糖尿病患者の増加、認知症やフレイルなど新しい合併症の出現、悪性新生物による高い死亡率、スティグマなど克服すべき課題が山積しています。
糖尿病治療には、患者のニーズと社会背景に対応した個別化治療が必要であり、さらに介護を含めた多職種が連携したチーム医療が求められます。また、糖尿病には高血圧や脂質代謝異常など他の疾患を合併することが多いため、さまざまな疾患のガイドラインや治療指針を理解しておく必要があります。質の高い糖尿病医療を地域に広げていくためには、専門性の高い糖尿病医療チームとかかりつけ医療機関や薬局、訪問看護センターなどによる医療連携体制を構築することが重要です。このような背景の下で、2000年に日本糖尿病療養指導士認定機構が発足して20年以上が経ち、これまでに約2万人の CDEJ が誕生しました。CDEJ には、患者個別の療養上の問題点を把握しながら実践的な指導・支援を行うとともに、チーム医療を円滑に進めるための中心的役割を担うことが期待されています。
本ガイドブックは、CDEJの学習目標と課題を網羅したものであり、膨大かつ日進月歩の糖尿病診療に関する情報をできる限り簡潔にまとめ、CDEJ に必要な基礎知識から実践的指導までを記載することを目指しています。CDEJ の認定試験や講習資料のほとんどは本書に基づいて作成されており、情報の精度と他のガイドブックとの整合性にもできる限り配慮しました。また、2015年に始まった「症例ファイル」は、療養指導内容の方針決定から多職種間の連携までを含めた実践的な内容となっています。これから CDEJ を目指す方にも、またすでに CDEJ を取得している方にも、本書が知識の修得と整理、そして実践に役立つことを期待しています。
(四方賢一「序」より一部抜粋) - 判型・頁:A4変・302
- 価 格:定価:3,465円(本体3,150円+税)
- 発行日:2022年5月12日
- 出版社:メディカルレビュー社
月刊誌「薬局」2019年7月 Vol.70 No.8
糖尿病患者のフォローアップ
継続的な薬学的管理と患者支援の実践
2022.04.26
- 価 格:定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
- 出版社:南山堂
Common Diseases Up to date
2022.04.22
- 概要:
診療は、学ぶほど面白くなる!
ひとりで診療していると,わからないことや疑問点,解決できないことが出てきて,自分の診療に自信が持てない,といった不安・悩みはありませんか? その悩み,本書が解決します.
本書は,内科外来診断の指南書として出版した『プライマリ・ケア 外来診断目利き術50』に続く,適々斎塾指南書の第2弾!
日常診療でよくみる57疾患を,実臨床に役立つ知識にフォーカスし,下記①~③で構成しました.
①Overview:診療に役立つ疾患の要点を「見開き2ページ」で視覚的に解説
②Minimum requirement:最低限押さえたい診療のポイントを「箇条書き」で解説
③Up to date:診療のエビデンスなどを,処方例も盛り込み詳細に解説
「診療は,学ぶほど面白くなる!楽しくなる!」をコンセプトに編集した開業医の教科書.ぜひ日常診療のアップデートにご活用ください. - 判型・頁:AB・656
- 価 格:定価:11,000円(本体 10,000円+税10%)
- 発行日:2022年4月22日
- 出版社:南山堂
糖尿病治療ガイド2022-2023
2022.04.20
- 概要:
本書は日本糖尿病学会が総力を挙げて編集・執筆したガイドブックで,コンパクトな1冊ながら,糖尿病診療の基本的な考え方から最新情報までをわかりやすくまとめた,充実した内容となっている.内科医はもとより,他科の医師,コメディカルスタッフなどにもご好評いただき,広く活用いただいている.今回の改訂においても,イメグリミンや経口GLP-1受容体作動薬の追加など,2022年3月現在の最新の内容となるようアップデートしている.
【主な改訂のポイント】
◉イメグリミンや経口GLP-1受容体作動薬の追加など,2022年3月現在の最新の薬剤情報にアップデート.
◉かかりつけ医から糖尿病や腎臓の専門医・専門医療機関への紹介基準を,図を用いて明確に解説.
◉上記だけでなく,低血糖時におけるグルカゴン点鼻粉末剤(バクスミー)の使用,糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)設立の動きなど,本書全体にわたって内容をアップデート. - 判型・頁:B5・156
- 価 格:990 円 (本体 900円 + 税10%)
- 発行日:2022年4月19日
- 出版社:文光堂
はじめてのカーボカウント 4版
2022.03.24
- 概要:はじめてカーボカウントを学ぶ人のために,基本から具体例まで解説する入門書の第4版.前版からの進歩や,糖質制限のさらなる普及を踏まえた内容にアップデートするほか,妊娠糖尿病や高齢糖尿病などシチュエーション別解説はじめ新項目を追加し,さらに充実!読みやすいレイアウトとやさしくわかりやすい説明で患者指導にも役立つ1冊.
- 判型・頁:B5・122
- 価 格:定価:3,300円(本体3,000円 + 税)
- 発行日:2022年3月24日
- 出版社:中外医学社
妊婦の糖代謝異常 診療・管理マニュアル −第3版
2022.03.16
- 概要:
妊娠に携わるすべての医療従事者,糖尿病を診療する医師必携!
妊婦に携わるすべての医療従事者,糖尿病を診察する医師達に正確な情報を提供するため,日本糖尿病・妊娠学会がまとめた管理マニュアル。各項目は2〜4頁のClinical Questionに回答する形式で解説され,読みやすく理解しやすい記載となっている。また,各項の文献にはエビデンスレベルを掲載。
改訂にあたっては,文献の刷新に伴う内容の変更,および「産婦人科診療ガイドライン 産科編2020」や「糖尿病診療ガイドライン2019」の内容を踏まえ,わが国の現状に即した取捨選択を行いながら反映させることなどを中心にアップデートを行い,すべての原稿が査読を経て掲載されている。 - 判型・頁:B5・232
- 価 格:定価 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行日:2021年12月27日
- 出版社:メジカルビュー社
糖尿病食事療法のベストチョイス
「緩やかな糖質制限」ハンドブック 3版【電子版付】
2022.01.25
- 概要:糖質制限療法のトップランナーによる唯一の医学専門書、最新アップデート版!
食事療法は継続こそ重要!安全で無理なく続けられる糖尿病食事療法「緩やかな糖質制限」について糖質制限療法のトップランナーである山田悟先生が解説する唯一の専門書、改訂第3版です。
「緩やかな糖質制限」は、忙しい患者さんでも少しの工夫で続けられます。本書には、美味しく楽しく食べて健康になれる治療食のヒントが満載です。
日本食品標準成分表2020年版(八訂)、最新のガイドライン、エビデンスも踏まえアップデート。
各種薬剤との併用についても解説しています。
今版でも引き続き、具体的な指導事例を収載。指導内容が具体的にわかります。
患者さんに寄り添おうと悩んできた医療従事者にとって、必ず頼りになる1冊です。
付録:無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)。
- 判型・頁:B5・168
- 価 格:定価:3,850円 (本体3,500円+税)
- 発行日:2022年1月25日
- 出版社:日本医事新報社