糖尿病の本

2021年02月08日

徹底解説!糖尿病治療薬 選び方・使い方
患者に応じた処方のポイント

  • 編・著:編集:麻生好正(獨協医科大学主任教授) 編集 薄井 勲(獨協医科大学教授)
  • 発行日:2021年2月 8日
  • 判型・頁:B5・224
  • 価 格:定価:4,950 円 (本体 4,500円 + 税10%)
  • 出版社:文光堂
  • 概要:近年,新規糖尿病治療薬の発売が続き,使用する薬物の選択肢が増えた一方で,薬物の選択方法は複雑かつ難しくなった.本書では,年齢や性,糖尿病の型や病態,罹病期間,合併症や併存症の有無だけでなく,疾患や治療に対する患者の思い,経済的状況を含む家庭環境など,さまざまな患者の状況において,最適と思われる薬物の選択方法の考え方や根拠を解説している.また,さまざまな条件を持つ典型症例も提示し,処方に至る過程をより実感できるような工夫もしている.さらに,病態別に選択するべき薬物が一目でわかる早見表も付録として添えた.ガイドラインに記載されている一般的な原則と臨床医の経験則をつなぎ,最適な薬物選択に最短距離でたどり着くための一冊.

目次:
Ⅰ章 糖尿病薬物療法の基本
 1 糖尿病の病態
 2 糖尿病の診断,分類,検査
 3 糖尿病の治療戦略

Ⅱ章 各種糖尿病治療薬の基本知識
 1 ビグアナイド薬
 2 チアゾリジン薬
 3 DPP-4阻害薬
 4 スルホニル尿素(SU)薬
 5 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)
 6 SGLT2阻害薬
 [COLUMN]イメグリミン塩酸塩
 7 α-グルコシダーゼ阻害薬
 8 経口GLP-1受容体作動薬(経口セマグルチド)
 9 配合薬
 10 GLP-1受容体作動薬
 11 インスリン
 12 配合注射薬
 [COLUMN]GIP/GLP-1受容体デュアルアゴニスト

Ⅲ章 病態・状況別の薬物療法
 1 肥満,インスリン抵抗性を伴う糖尿病
 2 やせ,インスリン分泌不全を伴う2型糖尿病
 3 妊娠糖尿病,糖尿病合併妊娠
 4 小児糖尿病
 5 高齢者糖尿病
 6 腎機能障害合併糖尿病
 7 虚血性心疾患合併糖尿病
 8 肝機能障害合併糖尿病
 9 ステロイド治療中の糖尿病
 10 1型糖尿病への経口糖尿病治療薬の選択
 11 2型糖尿病へのインスリン治療─経口糖尿病治療薬とインスリン注射との併用─
 12 薬剤費を軽減したい場合
 13 周術期・絶食検査時の薬剤中止と再開
 14 シックデイ時の薬剤調整

Ⅳ章 症例から考える薬物療法
 1 健診で初めて糖尿病を指摘された症例
 2 10年間放置された糖尿病症例
 3 シフトワーカー 服薬アドヒアランス不良の症例
 4 高齢者でサルコペニアと認知症を合併した症例
 5 糖尿病性腎症を合併する症例
 6 周術期に経口薬中断,インスリン,経口薬再開した症例
 7 高度肥満の合併症例
 8 心不全と虚血性心疾患の合併症例

V章 付録
 1 病態別薬剤選択早見表
 2 糖尿病治療薬一覧表

索引

このページの
TOPへ ▲