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2020年06月05日
インスリンポンプ療法マニュアル 改訂第3版
- 出版社:●B5・286ページ 本体\5,000+税 株式会社 南江堂
ホームページ→トップ - 概要:インスリンポンプ療法の実際書として広く活用されているマニュアルの改訂第3版。改訂第2版以降の進歩(インスリンポンプ新機種の導入、CGMの普及、SAP療法の普及、日本糖尿病学会によるカーボカウント新基準の発表など)を盛り込んだ。糖尿病治療に関するデバイスの発展を反映し、糖尿病診療に携わるすべての医師・医療スタッフ必携の一冊。
目次:
1 インスリンポンプ療法(CSII療法)の有用性,EBM
A.CSII療法の変遷
B.CSII療法の原理と有用性
C.CSII療法の適応
D.CSII療法のEBM
2 インスリンポンプミニメド640Gの機器と設定
A.ポンプの機能
B.注入回路
C.ミニメド640Gの特徴と使用方法
D.トラブルシューティング
3 パッチ式インスリンポンプメディセーフウィズの機器と設定
A.ポンプの機能
B.注入回路
C.メディセーフウィズの特徴と使用方法
D.トラブルシューティング
4 インスリンポンプミニメド620Gの機器と設定
A.ポンプの機能
B.注入回路
C.ミニメド620Gの特徴と使用方法
D.トラブルシューティング
5 インスリンポンプパラダイム712,722の機器と設定
A.ポンプの機能
B.注入回路と交換方法
C.パラダイム712,722の特徴と使用方法
D.トラブルシューティング
6 導入時のインスリンの種類,基礎インスリン注入量,追加インスリン注入量の決定法
6-1 基礎インスリン注入量の決定法
A.体重をもとにした決定法
B.CGMと短時間絶食試験を応用する方法
6-2 追加インスリン注入量の決定法
A.追加インスリン注入量の決定法の原則
B.糖質摂取量をもとにした決定法
6-3 補正インスリン注入量の決定法
A.補正インスリン
B.インスリン効果値(ISF)の設定
6-4 小児における決定法
A.どんな小児に始めるか
B.CSII療法実施への注意点
C.使用インスリンの種類:速効型と超速効型,希釈インスリン
D.基礎インスリン注入量(暁現象,薄暮現象,運動時減量)
E.食事追加インスリン量の設定
F.補正追加注入量の設定
G.CSII療法の中断もしくは中止
H.CSII療法時の継続チェックポイント
7 インスリンポンプ療法での血糖コントロール目標と評価法
A.血糖コントロールの目的
B.血糖コントロール目標:HbA1c
C.その他の血糖コントロール目標:beyond HbA1c
8 SAP療法の実際
A.SAP療法とは
B.SAP療法におけるCGMとインスリン注入の連動について
C.SAP療法の導入適応例
D.SAP療法の導入の実際
E.SAP療法のメリットと外来診療での活用
F.SAP療法の問題点・注意点と患者への指導
G.SAP療法の今後
9 インスリンポンプ療法における食事療法
A.追加インスリン注入法の種類
B.食品交換表に基づく食事を摂取する際のインスリンポンプの使用法
C.ボーラスウィザードの設定
D.糖質以外の栄養素の血糖値への影響
E.脂質による血糖上昇への実践的な対応方法
F.経験則に則った食事での具体的な調整方法
G.リアルタイムCGMに基づく食後血糖管理の重要性
10 インスリンポンプ療法における運動療法
A.運動の生理
B.1型糖尿病における運動
C.自験例での運動中および運動後のポンプの調整
11 CGMおよびインスリンポンプ療法における日常生活の注意点
A.入浴,シャワー,サウナ,日光浴
B.睡眠:眠前に接続と血糖値の確認
C.食事(外食),残業
D.服装の工夫
E.旅行時の注意点
F.検査時のポンプおよびCGMの取り外し
12 シックデイへの対応
A.シックデイの病態
B.インスリンポンプ療法施行例のためのシックデイ・ルール
C.トラブルでインスリンポンプが一時的に使用できなくなったとき
13 低血糖への対応
A.低血糖の病態生理と症状
B.糖尿病患者における低血糖
C.重症低血糖と認知症・心血管リスク
D.無自覚性低血糖
E.低血糖の予防
F.低血糖への対処
G.インスリンポンプ療法と低血糖
14 重症低血糖調査委員会報告に学ぶポンプ治療者の注意点
A.日本糖尿病学会の重症低血糖調査委員会報告に学ぶ
B.無自覚性低血糖にかかわる重症低血糖
C.新世代のインスリンポンプによる低血糖の回避
D.インスリンポンプ療法における重症低血糖の原因とその対応
15 ケトーシス・ケトアシドーシスへの対応
A.まずするべきこと
B.診断および治療
C.その他
16 特殊な状況におけるインスリンポンプ療法
16-1 妊娠とインスリンポンプ療法
A.妊娠時の病態とインスリンポンプ療法の意義
B.妊娠合併例におけるインスリンポンプ療法の実際
16-2 外科治療とインスリンポンプ療法
A.手術に伴う代謝状態・血糖コントロールへの影響
B.血糖管理の目標値
C.血糖管理の実際
16-3 糖尿病慢性合併症とインスリンポンプ療法
A.血糖コントロールと糖尿病慢性合併症
B.糖尿病細小血管障害とCSII療法
C.大血管障害とCSII療法
D.糖尿病胃弛緩症とCSII療法
E.副腎皮質ホルモン投与とCSII療法
F.インスリン抵抗性の強い2型糖尿病へのCSII療法
G.インスリンアレルギーとCSII療法
17 小児におけるインスリンポンプ療法
A.小児におけるインスリンポンプ療法
B.小児におけるインスリンポンプの選択と操作
C.小児におけるインスリンポンプ療法の導入
D.基礎インスリン量(ベーサル量)の設定
E.追加インスリン量(ボーラス量)の調整
18 インスリンポンプ療法におけるトラブルシューティング
A.インスリンポンプに関連したトラブル
B.持続的グルコースモニタリング機能に関連したトラブル
C.医療施設の対応
19 インスリンポンプ療法の指導におけるチーム作り
A.インスリンポンプ療法の指導におけるチームアプローチの必要性
B.国内および海外での現状
C.チームを作るために必要なトレーニング
D.実際の診療での役割分担
E.チームリーダーが注意すべき点
20 インスリンポンプ療法の今後
A.インスリンポンプ療法の優位性
B.インスリンポンプ療法の汎用性
C.インスリンポンプ療法から人工膵への試み
D.日常生活におけるインスリンポンプ療法
21 インスリンポンプ療法の医療経済
A.インスリンポンプ療法にかかわる診療報酬加算の変遷
B.インスリンポンプ療法の医療費概算(1型糖尿病の場合)
C.MDIに対するCSIIの費用対効果
D.CSIIに対する低血糖自動停止機能付きSAP(SAP+LGS)の費用対効果
索引
小林哲郎/難波光義