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2025年12月05日
インスリン治療を50年以上続けてきた人を称える「インスリン50年賞」を15名に授与

世界では糖尿病を抱える人が増加しており、日本でも多くの人が治療を続けながら日々を過ごしている。医薬品メーカーのイーライリリー・アンド・カンパニー(以下、イーライリリー)は、インスリン治療を50年以上続けてきた方々に敬意を表する「リリー インスリン50年賞」の授与を毎年行っており、2025年の今年は国内で15名が選ばれた。
インスリン治療50年の経験がほかの患者さんの前向きな道標に
インスリンは約100年前にカナダ人医師によって発見され、1923年にイーライリリーが世界初の製剤化に成功。それまで不治の病とされていた糖尿病の治療に大きな変化をもたらした。 「リリー インスリン50年賞」は、継続が不可欠なインスリン治療を長年行ってきた人に対し、その努力と歩みを称えることを目的に1974年にアメリカで始まった取り組みで、日本では日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)によって2003年から表彰がスタート。23回目を迎えた今年2025年は15名が受賞し、これまでの受賞者は累計280名となった。 受賞者には名前を刻印したトロフィーが贈られた。
記念トロフィー
インスリン治療を50年以上続けている「リリー インスリン50年賞」の受賞者の存在は、同じ治療を行うほかの患者さんにとって、勇気と希望を与えるものとなる。ぜひ受賞者のコメントをご覧いただきたい(コメントは原文ママ)。
私が1型糖尿病を7歳で発症した当時、すでに意識がなくなりかけで、後1日遅れていたら亡くなっていたと主治医から言われました。入院中に母親から、ガラス管の注射器を使用するのが大変だと言っていましたが、退院する時には、使い捨てタイプの注射器が発売され処方が変更になりました。当時は血糖測定器もなく、尿糖を測るテステープがあっただけです。
糖尿病と共に生きるのが困難な時代でした。今は医療が進歩したおかげで、未来には糖尿病が治る期待が持てる時代に。皆様に感謝しております。
2019年12月コロナの時代にツイッター(現X)を開始しました。その時印象的に思った事は、こんなにも1型糖尿病の方がたくさんおられたことへの驚きでした。同じ病気を持つ皆様と出会えた事がなによりの宝になりました。
その他の受賞コメントは日本イーライリリーの公式サイトへ
●日本イーライリリー 営業本部長 兼 ダイアベティス・オベシティ・心・腎領域事業本部
事業本部長 小嶋 毅彦氏のコメント
50年以上にわたってインスリン治療を続けてこられた、リリーインスリン50年賞受賞者の皆さまに心から敬意を表します。本賞を通して、受賞者の方々が歩まれてきた道のりやご経験を伝えていくことで、他のダイアベティスと共に生きる多くの方々が前向きにインスリン治療や糖尿病と向き合い、より豊かな人生を実現されるきっかけとなれば幸いです。
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