世界の糖尿病人口は3億を超え、日本でも700万人を超えている。世界の糖尿病人口は2030年には5億1,000万人を超えると予測されている。
国際糖尿病連合が昨年に発表した「Diabetes Atlas 2012 update」によると、成人(20〜79歳)における世界の糖尿病人口は2012年時点で約3億7,100万人とみられ、糖尿病有病率は約8.3%に上る。今後も増え続け、2030年には約5億5,200万人、約9.9%に達する。
世界の糖尿病人口のランキングで、日本は第9位にランクインしている。日本の成人における糖尿病人口は約710万7,700人で、うち糖尿病の診断を受けていない人が351万1,200人と推定されている。患者1人当たりの糖尿病による経済的損失は、約32万円(3,266ドル)に相当する。
世界の成人の糖尿病人口は中国、インド、米国の順で多く、2030年になっても上位3ヵ国の順位は変わらないと見込まれている。中でも中国とインドでは、2030年にはそれぞれ1億人を超えることが予測されている。米国や日本でも糖尿病の増加はとまらず、米国では2,900万人を超え、日本では1,000万人を超える。
Diabetes Atlas(国際糖尿病連合)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所