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2012年04月13日
アルコール(飲酒)指導に関するQ&Aを公開 日本生活習慣病予防協会
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日本生活習慣病予防協会(理事長:池田義雄)は、2012年2月3日に開催された「第2回・全国生活習慣病予防月間講演会」の質疑応答をまとめた「アルコール(飲酒)指導に関するQ&A」を公開した。

今年のテーマは、同会の提唱する健康習慣の標語“一無 二少 三多(いちむ にしょう さんた)”から“少酒(しょうしゅ)”をクローズアップし、情報提供活動とともに、2月には予防月間活動の一環として医療・保健指導従事者を対象にした講演会を開催した。
講演会では、アルコール症指導の第一人者である独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長の樋口 進先生、同会理事であり慶應義塾大学名誉教授の猿田亨男先生、東京慈恵会医科大学総合健診・予防医学センター教授の和田高士先生らを招き、「大量飲酒者の飲酒量を減らす指導方法」について、それぞれの観点から実践的で示唆に富んだ講義が行われた。参加者は医療・保健指導機関に勤務している保健師、看護師、管理栄養士など約150名。
参加者の質問に対し演者の先生方が回答する「質疑応答タイム」では、実際の現場で遭遇した患者さんを例にするなど、より具体的な対処法や意見などの話題が飛び交い、非常に有意義な講演会となった。この質疑応答の詳細は、同月間ホームページで公開されている。参加者からの主な質問は以下のとおり。
■参加者からの質問例
- Q. 高血圧予防と少酒について指導する際、1合と2合を比べた場合、1合の方が血圧は上がらない?
- Q. 最近、ノンアルコールビールなどが出ていますが、専門のお立場からどのようにお考えですか?
- Q. 40代、50代で、アルコールに対して無関心の人への対応はどうしたらよい?
- Q. 営業など、仕事で飲まなくてはならない人に対する指導に困っています
- Q. 寝酒が止められない人、飲まないと眠れない人への指導は?
また、同ホームページでは、アルコールと健康に関連するニュースをはじめ、飲酒指導に役立つ情報やツールなどを紹介している。今後も随時、情報を発信していく予定だ。
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日本医療・健康情報研究所