ニュース
2010年12月09日
慢性疾患で処方期間が長期化 日本医師会が実態調査(医療スタッフ向け)
- キーワード
- 医療の進歩 糖尿病リソースガイド
日本医師会は12月8日、病院と診療所の医師を対象に、慢性疾患の患者に対する薬の処方期間に関する実態調査を実施し結果を公表した。もっとも多い処方期間が「5週以上」であるという医師が3割近くを占め、処方期間が長期化していることが示された。
2002年の診療報酬改定で療担規則が見直され、薬剤投与期間に係る規制が原則撤廃されたのを受け、医療機関で処方期間が長期化する傾向がみられる。今回の調査でも、診療している患者でもっとも多い処方期間は、「5週間以上」が全体の27.3%を占めた。「4週間」が39.0%、「2〜3週間」(16.0%)、「12週間以上」(11.9%)と続く。慢性疾患患者に限ると「5週間以上」が52.9%で、このうち高脂血症(HMG-CoA還元酵素阻害剤)と高血圧(ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤)では8週間以上との回答が約8割に上った。
2002年の診療報酬改定で療担規則が見直され、薬剤投与期間に係る規制が原則撤廃されたのを受け、医療機関で処方期間が長期化する傾向がみられる。今回の調査でも、診療している患者でもっとも多い処方期間は、「5週間以上」が全体の27.3%を占めた。「4週間」が39.0%、「2〜3週間」(16.0%)、「12週間以上」(11.9%)と続く。慢性疾患患者に限ると「5週間以上」が52.9%で、このうち高脂血症(HMG-CoA還元酵素阻害剤)と高血圧(ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤)では8週間以上との回答が約8割に上った。
[ mhlab ]
日本医療・健康情報研究所
医療の進歩の関連記事
- 世界初の週1回投与の持効型溶解インスリン製剤 注射回数を減らし糖尿病患者の負担を軽減
- 腎不全の患者さんを透析から解放 腎臓の新しい移植医療が成功 「異種移植」とは?
- 【1型糖尿病の最新情報】幹細胞由来の膵島細胞を移植する治療法の開発 危険な低血糖を防ぐ新しい方法も
- 糖尿病の治療薬であるGLP-1受容体作動薬が腎臓病のリスクを大幅に低下 認知症も減少
- JADEC(日本糖尿病協会)の活動 「さかえ」がWebページで閲覧できるなど「最新のお知らせ」からご紹介
- 【1型糖尿病の最新情報】iPS細胞から作った膵島細胞を移植 日本でも治験を開始 海外には成功例も
- 「スマートインスリン」の開発が前進 血糖値が高いときだけ作用する新タイプのインスリン製剤 1型糖尿病の負担を軽減
- 糖尿病の医療はここまで進歩している 合併症を予防するための戦略が必要 糖尿病の最新情報
- 【1型糖尿病の最新情報】1型糖尿病を根治する新しい治療法の開発 幹細胞由来の膵島細胞を移植
- 【1型糖尿病の最新情報】1型糖尿病の人の寿命は延びている 精神的負担を軽減し血糖管理を改善 針を使わずにインスリンを投与