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2009年09月29日
たばこ、高血圧、高コレステロールは心臓病の危険因子
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喫煙、高血圧、高コレステロール―― これらの要因をもつ中高年の男性は、心臓病で死亡する割合が高くなり、危険因子のない人に比べ寿命が10年程度短くなるという研究結果が発表された。
研究は英国心臓財団の資金提供により行われたもので、1万8000人以上の男性を対象に1970年から40年にわたり追跡調査した。英オックスフォード大学の研究チームにより、英医学誌「British Medical Journal」に発表され
禁煙、生活習慣の改善、適切な治療で寿命は延ばせる
研究チームを率いたロバート・クラーク博士は「喫煙や高血圧、高コレステロールといった危険因子がない男性は平均で83歳まで生きられるが、3つが揃っていると寿命は74歳に短くなる」と話す。
これらの3つの危険因子に、肥満指数(BMI)、糖尿病といった心臓病の危険を高める因子を含め解析したところ、スコアがもっとも高い人と低い人とでは、平均寿命の差が15年に拡がった。クラーク博士は「禁煙、高血圧の治療、減量といった健康増進に努めれば、それだけ寿命を延ばすことができる」と強調している。
研究者らは、試験の参加者から既往歴、生活様式、喫煙習慣、結婚歴などのアンケート調査を行い、医師が体重、血圧、肺機能、コレステロール値、血糖値などを測定した。最初の調査は心臓病がもっとも多かった1970年頃に、参加者が40歳から69歳のときに行い、1万8863人が登録した。それから28年後の1997年に再調査したときは、7044人が生存していた。
その結果、最初の調査時に喫煙、高血圧、高コレステロールの3つの要因をもっていた人では、そうでない人に比べ、心臓病の病気で死亡する割合が2倍から3倍高く、寿命が10年程度短い傾向があることが分かった。
これまでの研究では、心臓病の危険因子の有無により、平均寿命にどれだけ差が出てくるかは分かっていなかった。クラーク博士は「これまでにない長期にわたる追跡調査であり、心臓病の危険因子により平均寿命の差を予測できることが示された」としてい[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所