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2008年07月23日
世界で子供の肥満が増加 先進国で進められる対策
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全米各地の9歳から15歳までの子供の運動習慣を調査したカリフォルニア大学サンディエゴ校の小児医学の研究者らの発表によると、米国の15歳の子供の1日の運動時間は大幅に減っている。この調査は、2000年から2006年にかけて全米10都市で、1000人を越える子供や若者を対象に運動習慣などを調べたもので、「米医師会雑誌(JAMA)」に発表され
身体活動を分ごとに記録する加速度計を腰にベルトで装着し、子供の平日と週末の活動レベルを計測した。その結果、1日当たりの適度で活発な身体活動に費やしている時間は、9歳の子供では平日と週末を合わせて平均3時間だったが、15歳では49分35分に減り、週末に限ると35分に減少することがわかった。
この年齢層の子供は毎日、サイクリングやウォーキング、水泳など「中度から強度の運動」を最低60分行うことが勧められている。その基準を満たしている子供は15歳では平日で3割程度で、週末にはさらに減少した。
研究者らは「10代のうちから運動不足で肥満傾向があると、高血圧、高コレステロール血症、2型糖尿病の発症リスクが高まる」と話している。
肥満や、心疾患や2型糖尿病などの生活習慣病の発症は、加齢とともに増える。野菜や果物を十分にとり、子供のうちから健康的な食事を続けることが
欧州委員会のフィッシャーボエル 農業・農村開発委員は「野菜や果物をあまり食べない子供が増えている。そうした子供たちは、野菜や果物がおいしいことを知らない。子供の頃から良い食習慣を身につけることは重要だ」と話している。
欧州で行われた研究では、健康的な食習慣は幼年期に形成されることが確かめられた。幼年期に青果物を多く食べていた人は、成人してからも健康的な傾向がある。逆にあまり食べない人は食習慣を変えることが少なく、自分の子供にも野菜を食べさせない場合が多い。また、低収入層では青果物の消費が少ない傾向があることも示された。こうした食品の学校への配布は、特に低所得層の多い地域で効果を生むだろうと予測されてい

平成19年度学校保健統計調査より
2005年の「国民健康・栄養調査」によると、小学校4年生から6年生で「子供だけで朝食を食べている」子供の割合は1988年は29%だったが、2005年には40%に増えた。また、夕食を遅い時間に食べる子供の割合が増えており、夕食を夜7時以降に食べる子供は1988年は37%だったが、2005年には46%に増えた。
欧州委員会が価値ある計画を提案 年間9000万ユーロで学校に果物を(欧州連合・英文)
平成19年度学校保健統計調査(文部科学省)
平成17年国民健康・栄養調査(厚生労働省)