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生活習慣病を「0(ゼロ)次予防」 京都大大学院医学研究科と滋賀県長浜市
2007年05月09日
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 京都大大学院医学研究科と滋賀県長浜市は、生活習慣病の原因をゲノム(全遺伝情報)から解き明かすことを目指すプロジェクト「0(ゼロ)次予防健康づくり推進事業」の実施に向けて、同市民の参加を募って今夏、「0次健診」を始める。

 2001年に終了したヒトゲノムの解析により、病気の発症に遺伝子の配列情報の突然変異が影響していることが解明されたが、多くの多因子疾患について原因が解明されていない。

 同事業では、遺伝子分析を含む疫学調査から得られる成果を生活習慣病の予防に活用し、個人の体質に合った予防法や健康教育などの開発につなげることを目指している。来年度から本格実施し10年間続けられる。

 0次健診は、長浜市で参加者を募り8月末に行われる。1万人規模の市民健診を通じて、遺伝子解析を含む疫学調査を継続する。10年以上にわたり参加者の追跡調査を実施し、病気のかかりやすさや、個人の病気と生活習慣・環境との関連を研究する。

 生活習慣や環境を中心とする質問票調査、血液等の採取、内臓脂肪の測定、遺伝子解析を含む関連検査などが実施される。

 対象となる分野はがん、心疾患、脳血管疾患をはじめ、メタボリックシンドロームや糖尿病など多岐に及ぶ。得られた成果を住民の個別性の高い健康づくりや予防などの医療にいかし、医学研究の成果として世界に発信したいとしている。

 ゲノム研究には、個人情報保護や倫理的な課題がともなうが、同事業では生命倫理の専門家ら第三者を交えた委員会で独自のルールを整備する。

 市民の健康づくり意識の向上と健康づくり活動の実践を目的に、市民向け「マンスリー講座」などの講演会、セミナーなども開催している。

長浜市・京都大学大学院医学研究科共同事業「ながはま0次予防コホート研究」(長浜市ホームページ)
文部科学省特定領域研究「ゲノム研究のホームページ」

[ Terahata ]
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