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2005年11月14日
外食が多い子どもは糖尿病のリスクが高い
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外出して食事をすることが多い子どもは家庭で食べることが多い子どもと比べて、血圧やコレステロール値が高くインスリン感受性が低下しているなど、概して不健康であることが明らかになったと、テキサス州ダラスで開かれた「米国心臓学会」(American Heart Association)の会合で発表された。
この研究は、学齢の子ども621人以上を対象に、米ウイスコンシン州にある「心臓血管研究教育基金」(Cardiovascukar Research and Education Foundation)のカレン・オルソン所長らによって調査されたもの。
それによると、子どもたちの約20%が学校のカフェテリアを別にして、週に4、5回は外食していた。この子どもたちを、主に家庭で食事をしている子どもと比べたところ、血圧が高い、善玉コレステロールとして知られる高比重リポ蛋白(HDL)値が低い、悪玉コレステロールとして知られる低比重リポ蛋白(LDL)値が高い、インスリン感受性が低下しているなどの傾向がみられた。インスリン抵抗性は2型糖尿病の原因となるほか、高血圧や動脈硬化の進行とも関わりがあると考えられている。
さらに、外食の多い子どもでは、糖分の多い炭酸飲料などのソフトドリンクを週に6カップ多く飲んでおり、コンピュータゲームで遊んだりテレビを見るなどの座ったままで過ごす時間の1日平均が3.59時間で、外食の少ない子どもより約1時間多かった。
研究者らは、心血管疾患(CVD)や糖尿病のリスクの高い子どもが増えており、将来に患者数が増大するおそれがあると警告している。若いときから、健康的な食事や運動の習慣化など生活改善に向けた指導を行う必要があるとしている。
●詳細は米国心臓学会のサイトへ(英文)(ニュースリリース)
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日本医療・健康情報研究所