糖尿病Q&A1000

Q.340 脳梗塞は、どのようにして起こるのでしょうか?

 脳血栓と脳塞栓の二通りがありますが、いずれも動脈硬化によって脳の血管が狭くなっていることが、発病の基本にあります。
 脳血管の内径が狭くなった部分は血流速度が遅く、血液が滞りがちになっています。そのために血栓が形成されて血流を塞ぐのが脳血栓です。この場合、数時間かけて比較的ゆっくりと、脳卒中の症状が進みます。
 脳塞栓は、脳よりもより心臓に近い側の血管の動脈硬化で生じた血栓が、なにかの拍子に剥がれて脳へ流されてきて、そこで血流を塞いで起こる梗塞です。血栓による脳梗塞に比べると症状の進み方が急で、突然ろれつが回らなくなったり、手足が麻痺したりします。
2006年04月26日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-4 動脈硬化のQ&A

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