糖尿病の用語辞典
き
[基礎代謝量]からだを動かさず、食べ物の消化吸収も行っていない、全く安静な状態でからだが消費するエネルギー量。呼吸や心臓の拍動など、生命を維持するために最低限必要なエネルギー量です。基礎代謝量は10代後半をピークに加齢とともに少しずつ低下するので、年をとっても若いころと同じように食べていると自然に太ってきます。
[急性合併症]
糖尿病の合併症のうち、短時間のうちに容体が悪化し緊急の処置を要するもの。高血糖による意識障害やケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群、低血糖昏睡などが該当します。
[教育入院]
糖尿病の治療に必要な知識や実際の治療法を習得するために、数日間入院して集中的に学習すること。
[強化インスリン療法]
インスリン療法のなかでも、血糖自己測定をしながら注射量をその都度決めて、できる限り良好な血糖コントロールを目指す治療方法。
[巨大児]
出生時の体重が4,000g以上の新生児。妊娠中の血糖コントロールが悪いと、巨大児の出産や奇形、流産などのトラブルが起きやすくなります。
[筋萎縮]
筋肉が萎縮して筋力が低下すること。糖尿病性神経障害の影響で起きると考えられています。腰部・大腿部などに起こりやすいものです。
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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