いま、1型糖尿病は
2008年07月10日
糖尿病と妊娠に関するQ&Aの冊子ができました
糖尿病と妊娠に関するQ&A
編集・発行:日本糖尿病・妊娠学会
後援:日本イーライリリー
昨年暮れに、1999年ミスアメリカのニコール・ジョンソンさんは、ひとり娘のエバちゃんと一緒に来日されておられます。このときの、日本糖尿病・妊娠学会名誉学会長大森安恵先生との対談は、「月刊 糖尿病ライフ さかえ」4月号に掲載されました。もうみなさんもお読みになっていらっしゃることと思います。
よって、今回の日本糖尿病・妊娠学会からの本冊子はとってもタイムリーですね。
冊子の目次から
目次を見ますと、一般的なことからはじまり、妊娠前に注意すること、妊娠中の注意点、分娩時の注意点、産後の注意点、となっています。我々も、外来でいろいろ質問されて、そのつどお答えしておりますが、なにか、形になったものがあればな・・・、といつも思っていました。この冊子なら、ご自宅にもどられてから読まれると、先生が言っていたことはこれだなとか、すこしさらにつっこんだことが書いてあるぞとか、もうすこしここが聞きたい、わからないとか、またいろいろ感想がでてくるでしょう。
糖尿病関連のパンフレットについて
3分間外来などと揶揄される糖尿病外来ですが、このようなパンフがあればこそできるはなしです。みなさんの医療機関にも、患者さん向けの図書館とか、図書室とかという場所があるところがあろうかと思います。当大学病院にも「からだ情報館」という患者さんむけの図書館があります。なんどか、新聞にも紹介されたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
この「からだ情報館」には、当大学病院に出入りするすべての製薬会社や医療器具を扱う会社にお願いして、患者さん向けのパンフレットを置いてもらいました。
花粉症関連のもの、アトピー関連のもの、在宅栄養に関するもの、かつら関連のもの、いろいろあります。しかし、そこで思ったのですが、糖尿病関連のパンフレットがなんと多いことか、多くの患者さんむけの糖尿病関連のパンフレットが、多数の会社からたくさん配布されていることにびっくりしました。
3分間診療が良いわけではありませんが、主治医からエッセンスをお聞きし、そしてこのようなパンフレットを活用し自分の知識にするという勉強のやりかた、いろにろなパンフがあるということに関しては、糖尿病は他の疾患よりも先に進んでいるのかもしれませんね。
どうやって入手するの?
小児糖尿病、ヤング糖尿病関係のものは、女子医大ヤングの会ホームページを参照してください。また、日本糖尿病協会のホームページでグッズのところも参照してください。そして、ここは必須です。この糖尿病ネットワークのメイン画面にバナー広告のある製薬会社のホームページ。これらも丹念にみましょう、あれ?という面白いものがきっとあるはずです。そのひとつが、今回の「糖尿病と妊娠に関するQ&A」パンフレットですね。28ページもあります。
追記
1999年ミスアメリカのニコール・ジョンソンさんが2007年11月と12月に来日され、東京女子医科大学で行った講演がネットで公開されていますのでご紹介しておきます。
東京女子医科大学ヤングセミナー 東京女子医科大学糖尿病センターセミナー ミス・アメリカとの楽しいひととき Nicole Johnson講演 日時 2007年11月26日(月)
会場 東京女子医科大学 弥生記念講堂 東京女子医科大学ヤングセミナー ニコールさんとの楽しいひととき 日時 1999年12月19日(日)
会場 東京女子医科大学 臨床講堂1・2 |
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