患者さんのほんね、医療者のホンネ
2024年01月26日
Q. 糖尿病治療におけるPHRアプリの活用について、ご意見をお聞かせください。
A. 医師・医療スタッフのホンネ
※自由記述でお寄せいただいたコメントの一部をご紹介します。
- 受診時以外に血糖を知れることで、どのような経済的なメリットがあるのかわからない(やらなければならないことが増えるのに点数がついているわけでもない)。[医師]
- 電子カルテにアプリを繋げることで、セキュリティに問題が生じる可能性がある。[医師]
- 電子カルテとネットを安全に繋げるようになることがまず先。[医師]
- 高齢者でも使いこなせるようなものでしょうか?[医師]
- 高齢者にも親和性のある簡潔なもの。[医師]
- 現状スマートe-SMBG一択でしょう。細い要望も応えてくれるし無料ですし、そもそもアークレイさんのアプリは歴史が違う。患者さんに多いiPhoneとの相性もいい。データもブラウザからも見やすい。[医師]
- 今回のアンケートをきっかけに認識しました。遠隔でデータ閲覧ができれば便利と思います。[医師]
- 以前、PHRを何例か診療で導入したが、なかなかアプリ利用の活用、年齢層や患者さん選定が難しく進まなかった。[看護師]
- クリニックとしては導入していないので、個人レベルで利用するように糖尿病リソースガイドのアプリ一覧を掲示はしている。医療機関のPHRの利用モデルが知りたい。[看護師]
- 血糖値だけならいいけど、モチベーションが低い時期など、長年色々なデータを記録し続けていくのは大変だと思うので、負担になる患者様も多いと思う。[看護師]
- 使用している施設より導入経緯、メリットや活用状況に関する情報があれば検討しやすい。[看護師]
- 高齢者が多くなかなか難しい。[看護師]
- 高齢者の方も多く、若い方でも面倒と考える方も多いように感じる。そしてスタッフとしても、導入が手間だと感じてしまい、またどこまで活かせるかと思う。リブレセンサーでさえ、全ての患者さんのデータを見ているわけではないので。[看護師]
- 健康管理には良いと思うが、最新の情報を入手していない。またスタッフも不足しており導入は難しいです。[看護師]
- すべての患者さんのデータに丁寧に対応する時間はない。課題がある患者さんには看護相談や診察で考察するが、多くは自己管理として患者さん中心に活用している。患者さん自身が使いやすく、楽しくモチベーションがあがる仕様がよいと思う。私自身はスマートウオッチと連動したアプリを使用しています。運動活動量がわかり、モチベーションがあがりおすすめしています。[看護師]
- 安全にアプリを導入できる例を知りたい。[看護師]
- 高齢者にはなかなかアプリは浸透しない。なので、高齢者のデバイスが浸透できるような工夫が必要。若い人でもアップデートをしてない場合があるので、データが正確に収集できない。活用できるのはまだまだ一部の人だけだと臨床で感じます。[看護師]
- 遠隔診療の発展に繋がると受診の待ち時間短縮となり治療中断が減る。高齢者でも一歩踏み出せる。医療と患者の間の窓口があると良い。医療従事者は手が足りない。[看護師]
- PHRアプリについて学ぶ機会を希望。[看護師]
- 研修などありましたら受講したいです。[看護師]
- アプリを用いた一連の診療の流れなどの例を挙げて紹介していただきたい。また高血圧のアプリのように診療報酬に繋がればより施設の協力が得やすい。[看護師]
- PHRアプリについて、パンフレットを広めてもらえるとありがたいです。[看護師]
- アプリの利用で日頃の体調面が確認できれば、ありがたい。[看護師]
- そもそもPHRアプリがなんであるのも知らない。デジタル系に強くないので、患者に聞かれても分からないのに、医者や看護師には聞きにくいからと、何でも聞かれるので余計なシステムは増やさないで欲しい。皆さんとてもアナログです。スマホも持っていない人多いです。アラームなっても聞こえません。スケジュール確認してもすぐ忘れます。メディカルスタッフも高齢化して機器の数字も取説もよく見えていません。[管理栄養士]
- セットアップや使い方など細やかなサービスや情報提供が必要と思います。[管理栄養士]
- PHRアプリについて勉強し、活用を検討したい。[管理栄養士]
- 今後携帯アプリを連動した診療が主流になってくると考えています。実際に使用している施設の紹介や勉強会の説明の機会があれば活用を検討したいと思います。[管理栄養士]
- 高齢者でも活用しやすく、学校に携帯を持っていくことのできない小児でも利用していけるようなものがあるといいなと思います。[管理栄養士]
- 安価で高齢者でも使いやすいものがあると良いです。[管理栄養士]
- 病院としてではなく、個人で活用などできるものはないか知りたい。[管理栄養士]
- 紙媒体をゼロにしても支障ないレベルになれば活用が進むと思います。[管理栄養士]
- RHRアプリについて、前向きに活用を学びたいと思いました。[管理栄養士]
- アプリの活用については、患者さんによっては得意不得意など分かれるかと思います。特に高齢者は難しいと思います。[管理栄養士]
- PHRアプリの普及が進むことで、病気の管理がより効率よくスムーズに進むようになることを期待します。[保健師]
- 糖尿病治療薬以外の薬剤も登録できるようにしてほしい。処方箋についてあるQRコードを読み込むことで登録できればなお良い。[薬剤師]
- 1型や若年患者層なら管理活用も有用かと思いますが、60歳以上の患者層多く、アプリの活用しきれそうにない。自筆記録のほうが俊敏性あり、視認性も良く確実で、効果把握もしやすいのが現状。[薬剤師]
- 専門職(DM関係にかかわらず)、患者さんともにわかりやすい導入方法の資料があるといいです。[薬剤師]
- 高齢者が多く、電子機器の利用が難しい患者が多いため、導入が難しい。[薬剤師]
- 使用例などが知りたいと思っています。[薬剤師]
- アプリ間の互換性とか複数のアプリ情報の統合?に問題が出ているようなので、今後の課題だと思います。[薬剤師]
- 患者自身が自分の治療・薬物治療に積極的に関与できるものであれば良いと思います。[薬剤師]
- アプリを使いこなせる方には便利で有用だと思う。[薬剤師]
- 一番浸透しているアプリがお薬手帳系なので、機能追加で血糖管理ができることが理想。 複数アプリは導入も管理も困難。[薬剤師]
- PHRアプリを活用してみたいが、詳細がわからない。自身の知識が不足している。[薬剤師]
- 個人が自分の病気や治療について興味を持った時に、気軽に情報を得ることが出来る環境があるのはいいことだと思います。[臨床検査技師]
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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