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2020年06月22日
医療スタッフのための
動機づけ面接2 糖尿病などの生活習慣病におけるMI実践
- 編・著:北田雅子・村田千里 著
- 発行日:2020年6月22日
- 判型・頁:B5・176
- 価 格:3,520円(本体 3,200円+税10%)
- 出版社:医歯薬出版
- 概要:
注目のカウンセリング技法「動機づけ面接(MI)」をわかりやすく解説した好評書の第2弾!
内容紹介
●生活習慣の改善に効果的なカウンセリング技法として注目される「動機づけ面接(Motivational interviewing;MI)」について,その実践をわかりやすく解説した好評書の第2弾!
●糖尿病などの生活習慣病の診療現場における「動機づけ面接(MI)」の活用について,①「かかわる(関係性の基盤)」,②「フォーカスする(変化のゴールの設定)」,③「引き出す」,④「計画」という4ステップに沿ったかたちで,基本的な解説と面談事例(会話例)を紹介.
●「明日からの面談が変わる」「患者・来談者が変わる」必読の実践書!
目次:
MIに関心を寄せてくださった皆さんへ
この本ができるまで
序章 さぁ,動機づけ面接の世界へ
第1節 動機づけ面接の誕生
第2節 臨床家が動機づけ面接を学ぶメリット
臨床家の声(1) ぼくの面談はMIだった!
第1部 動機づけ面接を臨床で使う準備
第1章 MIの全体像:患者さんの頑張りたい気持ちを引き出す
第1節 矛盾と両価性
第2節 間違い指摘反射と心理的抵抗
第3節 ガイド的スタイルでの面談
第4節 面談におけるスピリット:PACE
第5節 面談の4つのプロセス
ケース1 高血圧と脂質異常症で定期受診中の患者
第6節 面談スキルの道具箱:OARS
コラム 2型糖尿病における患者中心の血糖管理の決定サイクル
第2章 かかわる:患者さんとの関係性の構築
第1節 関係性の基盤をつくる心構え
ケース2 定期受診の患者
第2節 患者さんの頑張りにスポットライトを当てる
ケース3 病院の待合室での会話と看護師Mさんとの対話
第3節 関係性の基盤をつくる面談のスキル:複雑な聞き返し
コラム しあわせのバケツ
第3章 フォーカスする:面談の方向性を決める!
第1節 面談の方向性とアジェンダ(話題)
第2節 フォーカスの3つのシナリオ
第3節 目標行動が多岐にわたる場合
第4節 臨床家と患者さんで優先順位が異なるとき
第5節 情報交換のためのスキル:EPE
ケース4 管理栄養士と職員の会話
ケース5 保健師と職員の加熱式たばこの話題
コラム 多すぎず・そして少なすぎず!~複合的行動変容(Multiple Behavior Change:MBC)とMI
コラム 情報を提供する際には「少しずつ味付けをするように」
第4章 行動変容への動機を引き出す:チェンジトークにチューナーを合わせる
第1節 「引き出す」プロセスの役割
ケース6 産業保健師とGさんの会話:喫煙と心電図
第2節 チェンジトークと維持トークはコインの裏表
第3節 行動変容のサインをキャッチする
第4節 チェンジトークを引き出す
第5節 チェンジトークへの対応:さらに引き出す聞き返しのコツ
第6節 疑わしいチェンジトークへの対応
第7節 チェンジトークを弱めに聞き返す
コラム まだまだ甘いわ…ではなくて,段階を踏むチェンジトークを大事に!
コラム “なぜ“ “どうして?” 維持トークを引き出す質問
コラム 聞き返すときのポイント
コラム チェンジトークには優しく!
第5章 計画:具体的に計画する
第1節 計画に移行するときのサイン
第2節 行動変容への自信とコミットメント
ケース7 禁煙の計画段階における不安を訴える会社員
第3節 維持トークと不協和への対応
第4節 SMARTにゴールを設定する
第5節 行動計画を具体的に立てる
コラム 自己効力感とMI
コラム 海辺で一人,たたずんでいる人に抵抗は生まれない
第2部 事例で見る動機づけ面接 動機づけ面接の臨床への適用
第6章 診断時における患者さんの戸惑いや抵抗への対応
事例1 地域における家庭医との会話
事例2 眼科から紹介されてきた患者さんへの対応
番外編 思わず苦慮する患者さんからの発言に対応する
臨床家の声(2) 以前の「PACE」からあるべき「PACE」へ
臨床家の声(3) EducationとCollaboration ママと一緒に赤ちゃんのために
第7章 行動変容が難しいライフスタイルへのアプローチ!
事例3 「難攻不落」といわれている男性との面談
事例4 継続的なかかわりによって食事面の変化を促す
事例5 透析予防指導に活かす動機づけ面接
臨床家の声(4) 患者さんとの協働関係を築くために「間違い指摘反射はちょっと抑える」
臨床家の声(5) 来談者の自律を尊重し行動目標を決める
臨床家の声(6) 糖尿病の専門医から「患者さんの抵抗への対処とMIの役割」
コラム チームの主人公は患者さん
第8章 患者さんとの継続的なかかわり
事例6 服薬治療を開始するも血糖値が安定しない
事例7 2型糖尿病患者さんの合併症管理
事例8 罹病歴が20年以上の1型糖尿病患者さんとの面談
事例9 糖尿病による筋力低下を防ぐ
臨床家の声(7) どんなに短い面談でも動機づけの種はまかれ育つ!
臨床家の声(8) 患者中心の医療を志す仲間とともにあゆむ
参考文献,図書
最後に むらたの独りごと
~「おまけ」と「おわりに」~