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糖尿病の治療とはげましの言葉

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 糖尿病では、治療を継続しておこなうことが重要で、中断してしまうと危険な合併症の発症につながりかねません。しかしながら食事、運動、服薬、血糖測定など、患者さんの負担になることも少なくなく、治療をしっかりと継続していくことは大変なことと思います。
 みなさんは、日頃の生活の中でモチベーションはどのように維持していますか?何か不安だったり悩んだりしているとき、周囲の人からはげましてもらい、モチベーションアップにつながった経験がある方は少なくないと思います。
 では、糖尿病の治療においてはどうでしょうか?ご家族、ご友人、主治医の先生・・・周囲の人からの「はげましの言葉」は、患者さんにとってどのように感じるのでしょうか?
 そこで、糖尿病の治療のなかでのはげましの言葉について、427名の患者さんにお話を伺いました。

調査概要・回答者属性はこちら

アンケート調査結果のまとめ

はげましの言葉は糖尿病治療に対してプラスの気持ちに

 まず、周囲からのはげましの言葉についてお聞きしたところ、6割の方が「糖尿病治療継続のサポートになる」と感じていました。半数以上の患者さんでは、はげましの言葉が糖尿病治療に対してプラスの気持ちにはたらいているようです。

糖尿病治療を継続するにあたって、周囲からのはげましの言葉はサポートになると感じますか?(n=427)

Q1
  • はい
  • いいえ

「何についてのはげましが一番嬉しいか」
"血糖自己測定・血糖管理"が最も多い!

 食事、運動、注射・服薬、血糖測定...糖尿病の治療では、さまざまな悩み、不安もあるかと思います。
 そこで、何についてのはげましが一番嬉しいかお聞きしたところ、「血糖自己測定・血糖管理」が最も多い結果となりました。なかでも、血糖自己測定を行う必要がある、インスリン治療中の方からの回答が多く集まりました。

ご自身の糖尿病治療において、何についてのはげましの言葉が一番嬉しいですか?(n=262)

Q2
  • 血糖自己測定・血糖管理
  • 食事
  • 運動
  • インスリン注射(GLP-1受容体作動薬)
  • 飲み薬の服用

 また、「具体的にどのようなことをはげまされると嬉しいか」については、「血糖値が目標値におさまったり改善してきたこと」がダントツで多い結果に。やはり、ご自身の血糖コントロールについて気にされている患者さんは多いようです。

血糖自己測定・血糖管理について、具体的にどのようなことをはげまされると嬉しいでしょうか?(複数)(n=262)

血糖値が目標値におさまったり改善してきたこと

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医師の指示通り測定できたこと

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測定を継続できたこと

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生活行動などのイベントを記録したこと

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その他

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はげましの言葉は誰からもらう?
「医師」「家族」「看護師」が多い結果に

 では、患者さんたちは、はげましの言葉を誰からもらっているのでしょうか。実際にもらったことがある人は誰かお聞きしたところ、「医師」「家族」「看護師」の順で多い結果となりました。

食事・運動について、誰からはげましの言葉をもらいましたか?(複数)(n=177)

家族

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友人

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医師

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看護師

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その他医療スタッフ

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その他

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注射・服薬について、誰からはげましの言葉をもらいましたか?(複数)(n=118)

家族

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友人

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医師

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看護師

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その他医療スタッフ

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その他

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血糖自己測定・血糖管理について、誰からはげましの言葉をもらいましたか?(複数)(n=163)

家族

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友人

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医師

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看護師

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その他医療スタッフ

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その他

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はげまされる頻度はどれくらい?理想は?

 ご自身の糖尿病治療において、褒められたりはげまされる頻度の理想と実際についてお聞きしました。
 すると各年代とも、50%以上の方が月1回以上が理想の頻度と回答しました。一方、実際の頻度を聞くと、月1回以上と回答した方は理想の頻度のときよりも少なく、理想と実際とでギャップがある結果となりました。

ご自身の糖尿病治療において、褒められたりはげまされる理想の頻度を教えてください(n=262)

Q8
  • 毎日
  • 週に1回程度
  • 月に1回程度
  • 3か月に1回程度
  • 半年に1回程度
  • その他

ご自身の糖尿病治療において、実際に褒められたりはげまされる頻度を教えてください(n=262)

Q7
  • 毎日
  • 週に1回程度
  • 月に1回程度
  • 3か月に1回程度
  • 半年に1回程度
  • その他
< 年代別の回答結果 >
~30代
Q8~30代の理想 Q8~30代の現実
  • 毎日
  • 週に1回程度
  • 月に1回程度
  • 3か月に1回程度
  • 半年に1回程度
  • その他
40~50代
Q8 40~50代の理想 Q8 40~50代の現実
  • 毎日
  • 週に1回程度
  • 月に1回程度
  • 3か月に1回程度
  • 半年に1回程度
  • その他
60代~
Q8 60代~の理想 Q8 60代~の現実
  • 毎日
  • 週に1回程度
  • 月に1回程度
  • 3か月に1回程度
  • 半年に1回程度
  • その他
調査概要
実施時期
2019 年 10月
調査方法
インターネット調査
対象
糖尿病患者さん
共催
糖尿病ネットワーク・LifeScan Japan株式会社
回答者数
427名
回答者属性
性別
男性 275名、女性 152名
年齢
10歳未満 1名、10代 3名、20代 5名、30代 17名、40代 66名、50代 146名、60代 108名、70代 62名、80歳以上 19名
タイプ
1型糖尿病 161名、2型糖尿病 256名、妊娠糖尿病 0名、その他の糖尿病 10名
病歴
1年未満 19名、1~2年 39名、3~5年 48名、6~9年 61名、10~19年 122名、20~29年 74名、30年以上 64名
HbA1c
6.0%未満 57名、6.0~6.9% 171名、7.0~7.9% 142名、8.0%以上 57名
治療法(複数)
食事・運動療法 252名、経口薬 195名、GLP-1受容体作動薬 29名、インスリン注射 231名、インスリンポンプ 35名
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※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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