ノボ ノルディスク ファーマは、今年25回目を迎えるアジア最大の自転車競技レース「2016ジャパンカップサイクルロードレース」(10月23日開催、宇都宮市)に、全員が1型糖尿病の選手から成る世界初のプロサイクリングチーム「チーム ノボ ノルディスク」が、3年連続で今年も参戦することを発表した。
アスリート全員が糖尿病のプロサイクリングチーム
「チーム ノボ ノルディスク」は、所属する100人以上のアスリート全員が糖尿病で、サイクリスト、トライアスリート、マラソンランナーや、国際自転車競技連合(UCI)のプロフェッショナルコンチネンタルチームとして競技に参戦する世界初の糖尿病患者だけのプロサイクリングチームなどから構成されている。
チーム ノボノルディスクの共同設立者でCEOのフィル サザーランド氏は、糖尿病をコントロールしながら自転車のレースに挑戦することで同じ1型糖尿病とともに生きる人々を勇気づけられると思いチームを創設した。
「Changing Diabetes」(糖尿病を克服する)をミッションとするノボ ノルディスクは、2012年にチームとパートナー契約を締結した。
今シーズン(7月1日現在)で、チーム ノボ ノルディスクは、上位5位入りを8回、上位10位入りを13回達成している。今年は、ハビエル メヒヤス選手(ESP)は、ツール・ド・コリアで総合(GC)2位を獲得し、チームのこれまでの最高位に貢献した。さらに、チーム ノボ ノルディスクは、エストニアのツアーでは、Overall ClarificationのTeam Classificationで首位を獲得した。
これらのパフォーマンスにより、直近では初めて世界ツアーのひとつである、ポーランドで行われたツール・ド・ポローニュへ招待で出場し、世界のトッププロチームと戦った。
「Changing Diabetes」(糖尿病を克服する)がミッション
チームが「2016ジャパンカップサイクルロードレース」(10月23日開催、宇都宮市)に出場するのと連動し、ノボ ノルディスク ファーマは「Smile with diabetes~糖尿病と笑顔になろう!~」キャンペーンを開催する。キャンペーンでは、糖尿病患者の笑顔を広げるために写真とメッセージを募集し、ジャパンカップレースの会場や11月14日の世界糖尿病デーなどで展示を予定している。
キャンペーンの応募期間は7月26日~9月14日。応募資格者は糖尿病患者、糖尿病患者の家族、チーム ノボ ノルディスクのファンなど、応募規約に同意した人。応募内容は糖尿病患者が笑顔になる写真とメッセージ。
「患者であれば、自分自身が糖尿病と笑顔でいるための抱負」「家族や知り合いに糖尿病患者がいれば、その方へのメッセージ」「チーム ノボ ノルディスクへの応援メッセージ」といったメッセージを募集している。
日本では1型糖尿病の発症率は2型糖尿病に比べ非常に低く、年間に10万人中約1.5~2.5人だが、発症率のもっとも高いフィンランドでは年間に10万人中約40人が発症している。1型糖尿病との関連が認められる遺伝子が発見されており、1型糖尿病の発症メカニズムの解明が期待されている。
チーム ノボ ノルディスク公式サイト(英語)
チーム ノボ ノルディスク日本語紹介サイト
ノボ ノルディスク ファーマ
[ Terahata ]