日本人の糖尿病の90%以上を占める2型糖尿病は、遺伝的な要因に加え、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが主な原因となっています。交通手段の発達やテレビ、インターネットの普及などにより、現在は運動不足におちいりやすい生活環境になっています。
このため、意識して体を動かすことが大切です。2型糖尿病では、食後に運動を行うことで、下記のような効果が期待できます。
●運動の急性効果
運動は血液中のブドウ糖をエネルギー源として消費し、血糖値を下げる効果がありますが、特に食事の後の運動は、食後の急激な血糖の上昇を抑え、また、速やかな低下につながるため、より効果的です。
●運動の慢性効果(トレーニング効果)
数カ月間トレーニングを続けていると、運動を継続することによって、筋力がつき基礎代謝が高まるとともに、インスリンの効きが良くなるため、血糖が上がりにくく、血糖コントロールの改善に役立ちます。
運動習慣のない人で、運動を始めたばかりの頃には、つらいと感じる坂道や階段などでも、運動を続けていると体力がついてくるので、だんだん楽に行えるようになってきます。体力が向上すると、積極的にスポーツを楽しむこともできるようになり、生活の張りにつながります。
このため、意識して体を動かすことが大切です。2型糖尿病では、食後に運動を行うことで、下記のような効果が期待できます。
●運動の急性効果(すぐに効果が現れる)
運動は血液中のブドウ糖をエネルギー源として消費し、血糖値を下げる効果がありますが、特に食事の後の運動は、食後の急激な血糖の上昇を抑え、また、速やかな低下につながるため、より効果的です。食後の血糖値変動イメージ
●運動の慢性効果(トレーニング効果)(じっくり効果が現れる)
数カ月間トレーニングを続けていると、運動を継続することによって、筋力がつき基礎代謝が高まるとともに、インスリンの効きが良くなるため、血糖が上がりにくく、血糖コントロールの改善に役立ちます。●その他の効果
運動には、下記のような効果もあり、糖尿病患者さんのQOL(生活の質)の改善に役立ちます。2012年08月