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2010年04月23日
ノボラピッドミックス製剤は3種類に 配合比率「5:5」と「7:3」を追加
ノボ ノルディスク ファーマ、二相性インスリンアナログ製剤「ノボラピッド®50ミックス注 フレックスペン®」および「ノボラピッド®70ミックス注 フレックスペン®」を発売
ノボ ノルディスク ファーマは、4月26日、二相性インスリンアナログ製剤ノボラピッド®50ミックス注 フレックスペン®(以下、ノボラピッド®50ミックス)およびノボラピッド®70ミックス注 フレックスペン®(以下、ノボラピッド®70 ミックス)を発売した。
ノボラピッド®50ミックス注 フレックスペン®
ノボラピッド®70ミックス注 フレックスペン®
ノボラピッド®50 ミックスは、インスリンの追加分泌に相当する超速効型の成分と基礎分泌に相当する中間型の成分を5:5の配合比率で含有する製品。また、ノボラピッド®70 ミックスは、超速効型の成分と中間型の成分を7:3の配合比率で含有する日本で初めての製品となる。
ノボラピッド®70ミックス注 フレックスペン®
ノボラピッド®ミックス製剤は、すでに発売されているノボラピッド®30 ミックス(超速効型3:中間型7)と併せて、3種類の製剤がそろうことになる。これにより、インスリン導入から治療の強化まで患者の病態に合わせたより良い血糖コントロールをサポートできるようになった。
日本人は欧米人に比べ、インスリン分泌能が低く、特に食後のインスリン分泌は顕著に低下していることが知られている。ノボラピッド®ミックス製剤は、超速効型成分と中間型成分が1つの製剤に含まれているため、食直前の投与で基礎分泌と追加分泌の両方を補うことができる。食直前投与により、低血糖の発現頻度を高めることなく血糖コントロールが可
なお、超速効型成分の配合比率が高い製剤ほど食後の血糖効果作用が大きく、中間型成分の配合比率が高い製剤ほど食間の血糖降下作用が持続する。

このページの記事はノボ ノルディスク ファーマ(株)が2010年4月23日付で発表したプレスリリースをもとにしています。
ノボ ノルディスク ファーマ(株)
糖尿病コミュニティーサイト club-dm.jp(クラブ ディーエム)(ノボ ノルディスク ファーマ(株))
インスリン療法とインスリン製剤について一般向けに解説したコーナーがある。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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