ネットワークアンケート
特別アンケート企画
糖尿病患者さんの
糖尿病患者さんの
新型コロナウイルス感染症対策
患者さんへのアンケート
医療スタッフに聞きました
糖尿病患者さんにおける、新型コロナウイルス感染症対策についてご意見などございましたらお聞かせください。
- インスリン、インスリンの針、SMBGの針・センサーの自宅在庫の再確認と、多めに手元に置いておくことを勧めています。
- 糖尿病の基礎疾患があることが重症化のリスクだということに対して患者の不安が強く、心理面への配慮も重要だと感じています。
- 患者さん自身があまり感染に危機感を持たれていない事に驚かされている。
- 政府などの情報伝達が断片的であり、多くの国民、患者に対して恐怖心を植え付けるだけになっている。
- 新型コロナの流行に関わらず普段から血糖コントロールに留意するべきと思います。インスリン注射をしていない患者さんに対してのSMBGの保険適応を望みます。
- 感染すると重症化しやすいことを説明、頻繁な手洗い、消毒を徹底するよう指導。
- 禁煙、有酸素運動、運動量低下に伴う摂取カロリ-量減量、眼科透析センタ-での感染対策、フットケア、合併症がある場合はインスリンの量を0にしない、食事しなかったらインスリン自己注射しない。インスリンディスポ注射の宅配サ-ビスなど法律改正が必要。
- 不安から、ストレスを感じ、血糖値、血圧が高値傾向となっている患者がめだちます。「家にいるから動かなくなったせい、間食が増えたせい」と思っている患者も多く、それにより食事量を減らしてしまっている人もいます。低栄養、フレイルが懸念されます。
- 自分が、感染しやすいと言う認識が低い方が、多いです。
- 普段からの血糖コントロールが抵抗力に関わるとお話ししています。 ただしまだ新型コロナウイルス感染時になぜ糖尿病が重症化リスクになるのか、また感染時のHbA1cと重症化リスクとの関連は証明はされていないことも併せて伝えています。
- 外に出る機会が減り、コントロール不良になるケースが多発しているので、自宅にいながらできる症状別の簡単な運動冊子などがあれば欲しいです。
- かかりつけ施設が、コロナ感染で急に閉鎖され、日中ならともかく、夜間の救急で他院に行く必要が生じる その際、本人に病識がないと、治療の継続が難しい。
- 糖尿病に限らず、基礎疾患をもたないことの重要性を認識して頂く契機となったのではないかと感じています。
- これだけ感染者が重篤となり、医療機関も平常診療がなされない状態の中、特にリスクのある糖尿病患者の自己管理はますます大切
- 糖尿病でない方よりも発症した場合、重症化しやすいので、日常での注意点などアドバイスできる機会があればいいのにと思います。
- 食事療法をしっかりしていなかった人も、今こそやる時。血糖をより正常化して、身体の抵抗力を、少しでも強くしてほしい。
- 家族が外出を禁止していて、または感染を恐れ外出を極端に控え運動不足になっている。そのため血糖コンロ取るが不良となっ症例を多く経験している。台風19号の時の備蓄食品のカップ麺をよく食べているので食塩摂取量が増えている。
- COVID-19に限らず、糖尿病があるということだけで Compromised Host として公表されるのは如何なものか...。無論備えは必要だが、患者さんの不安を煽るだけでは...?と常日頃考えている。
- 感染した場合、重症化しないためには良好な血糖コントロールの維持が必須であることを、しっかりと啓発したい。
- 在宅ワークになってから、高血糖、高HbA1c患者が散見されています。 掃除手伝い、床の雑巾による掃除など指導しますが、無理無理とあしらわれる事が多いのは男性。 男性の末梢症状悪化の心配かあります
- 療養指導を行っていますが、新型コロナウイルスの話より、他の話をすることが多いです。患者さん自身があえて避けられているかはわかりませんが、精神的にかなりストレスがあると予測されます。できるだけ患者さんの訴えを聞くようにしています。
- 血糖コントロールだけでなく、低栄養、サルコペニアもリスクであることを周知して欲しい。 緊急事態制限が出る前に社会的に守って欲しい 休業補償制度など
- 生活すべてにおいて自己コントロールができない方が多いので、どんな対策をしても全てが不安。
- 情報が少なくて苦労しています。リスクについて自分の理解が不十分だと思います。
- 医師が必要と思ったら感染の有無をすぐに調べられるようにした方がよいと思います。
- 一般患者さんとの接触を避けるため受診、検査できる場所の確保を早急に増やしてほしいです
- 免疫を上げる食事、衛生管理の方法等、関心があるテーマを血糖コントロールと合わせて指導している
- 糖尿病の人は重症化しやすいと心配され不安の強い方が多いので感染対策への知識や情報が欲しいと思いました。
- とにかく出歩かない事をお願いしたい 診療も不十分になるので具合が悪ければ電話相談するしかないと思います 病院に来ることが1番のリスクです
- 「こんな時期だから、栄養をつけなきゃと思っていつもよりたくさん食べてる」と血糖悪化していた患者さんがいらっしゃいました。 良好な血糖コントロールをすることが、一番の重症化を防ぐ方法ですと、伝えさせてもらってます。
- 元々、糖尿病患者さんは薬の飲み忘れがある方が多く、また、薬がなくなっているのに受診のタイミングが遅くなってしまう方がみられます。今回のコロナウイルスによって、更に受診をためらう方もいらっしゃるのではと思います。患者さんの元々の糖尿病が増悪していないか心配です。
- 手洗い、うがいの徹底と体調変化があれば早めに相談するように指導しています。
- 今のところ、感染者が出ていない地域ですが、今後の展開で現在のこの地域の医療機関の状況で対応できるのか不安です。
- 糖尿病患者自分の病態を把握し自己で申告でき早めに医療者へ相談した悪化を防いでほしい
- 活動度の低下、生活の不規則化、精神的な不安定さ、主治医からのアドバイスを自宅にいても欲しがる、などを考慮する。
- 気になるのは医療機関から消毒用の資材を配布されてなく自身で購入していたが買えなくなってしまってインスリン注射やSMBGができないと思っている人が出てきていることです。
- 保健所からかかりつけの医療機関にといわれて、グレーの患者さんが来られますが、検査もできない普通の対処療法しかできません。感染症センターの設置を望みます。
- 意外に患者さんたちは、緊迫感を持っていなかった。 結構無防備な感じで、こちらが危機感を持ち注意をうながしています。
- 体重管理が難しいようです。 外出自粛のため普段ウォーキングしている方ができないからと言って運動をしていないケースがよく見られます。
■オンライン診療について
- オンライン診療へのアクセスを普及したい
- 血糖管理を十分に出来ない(専門医がいない、インスリン調整の経験数が少ない等)病院での入院となった場合、病院間でのオンライン診療が可能となれば良い。
- オンライン診療を徹底すべきだと思いますが、施設にその機能が充実させていません
- ハイリスクなので、かなり不安に思われている。高齢者が多くオンライン診療ができない。我慢してわるくなって来院している
- 専門医のいる曜日のみの外来であるため混雑している。受診せずに内服薬だけでは、だめですか?という問い合わせがあっても、検査データに応じて薬剤変更もあり、常勤医のいない状態では、やはり受診してください。と言わざるを得ない状況。常勤医がいるのであれば、受診変更など指示により可能と思われるが、現状では無理な状態。また、電話による問い合わせが以前より多く、外来業務に支障をきたす場合もある。
- コントロール不良群の重症化が心配されます。 オンライン診療では、生活指導まで手が届かないことが予測されます。
<調査概要>
実施時期:2020 年 4 月
調査方法:インターネット調査
対象 :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
医療スタッフ 245 名
職種:医師 34 人、看護師 77 人、管理栄養士 58人、栄養士4人、薬剤師 46 人、臨床検査技師 8人、理学療法士 2人、保健師 17人、その他 6 人 ※重複あり
実施時期:2020 年 4 月
調査方法:インターネット調査
対象 :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
医療スタッフ 245 名
職種:医師 34 人、看護師 77 人、管理栄養士 58人、栄養士4人、薬剤師 46 人、臨床検査技師 8人、理学療法士 2人、保健師 17人、その他 6 人 ※重複あり
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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