ネットワークアンケート

医療スタッフのための『糖尿病情報 BOX&Net.』No.63 掲載

インスリン治療と注射手技

患者さんへのアンケート

医療スタッフに聞きました

インスリン治療について、患者さんからの相談内容はどのようなものですか?

患者さんへのアンケート結果から、患者さんの半数がインスリン治療につい満足しており、半数は何かしら不満を持っている様子がわかりました。医療スタッフの皆さんは、患者さんからインスリン治療についてどのような相談を受けているのでしょうか。

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その他
医療スタッフからの説明が不足6%/効果を感じられない5%

〔医療スタッフ向け〕インスリン手技説明は主に実施していますか?

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〔患者向け〕インスリン注射の手技についてわからないとき、誰に相談しますか?

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「注射手技について」が最も多く5割。患者さんの6割が不満を抱いていた医療費について相談を受けているという医療スタッフは2割にとどまりました。

また「注射手技」については、下のように、看護師が患者さんに説明しているというケースが多いようですが、患者さんへのアンケートによると、「注射手技」について相談する相手は「医師」が最も多いという結果になりました。

インスリンのバイオシミラーを患者さんに勧めたいと思いますか?

次に、インスリン注射の負担軽減につながる、インスリンバイオシミラーについてご意見をお伺いしました。医療スタッフの約6割が、患者さんに「とても勧めたい」「勧めたい」と回答しています。「勧めたくない」と回答した医療スタッフに理由をお伺いしたところ、「 使用したことがないから」「品質に不安があるから」「現在困っていることはないから」という理由を挙げてくださいました。

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今回の調査で、注射手技の指導は主に看護師が実施していま したが、患者さんのアンケートでは、手技の相談をする相手は医師が多いことが わかりました。

また、多くの患者さんが医療費への不満を抱えて いるものの、医療スタッフのアンケートを見ると、医療費に関し ての相談はあまり多くない様子です。インスリンバイオシミラー の存在を知らない患者さんが多いのもそのためかもしれません。

たとえば、定期的に看護師が手技の確認・指導を行うなど、 患者さんがもっと気軽にインスリン治療についての悩みを相談 できる場を提供できるといいのかもしれません。

<調査概要>
実施時期:2019 年 10 月
調査方法:インターネット調査
対象  :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
医療スタッフ 144 名
職種:医師 25 名、看護師・准看護師 66 名、管理栄養士・栄養士 12 名、薬剤師 31 名、保健師 4 名、臨床検査技師 2 名、理学療法士 1 名、その他 3 名
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このアンケートは、「糖尿病情報BOX&Net.No.63」に掲載されてたものです。

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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