ネットワークアンケート
医療スタッフのための『糖尿病情報 BOX&Net.』No.62 掲載
糖尿病患者さんのための災害対策
医療スタッフ向けアンケート
患者さん・ご家族に聞きました
災害時の対策をしていますか?
「対策している」は約3割。患者さんの約7割の人が、災害に備えた対策を「あまりできていない」「対策していない」と回答しました。
どのような対策をしていますか?
具体的な対策の内容としては「糖尿病連携手帳やお薬手帳、保険証を持ち歩くようにしている」「インスリン製剤や経口薬を備蓄している」がほぼ同数で最も多く、次いで「処方薬名を覚えるようにしている」が多い結果となりました。
災害に対してどんなことが不安ですか?
災害を経験したことのない患者さんに、どんなことが不安かを質問。1位は「薬剤やインスリンの不足」、次いで「血糖コントロールがしづらくなること」が2位、「栄養バランスに配慮した食事が摂れるか」が3位でした。
災害時、最も困ったことは?
回答者の約7人に1人が、実際に災害を経験しており、災害時に最も困ったこととして「バランスの良い食事が摂れなかった」が最も多くあがりました。
また、「血糖値が上がった」「ふだんに比べて血糖値がコントロールしづらかった」という声が少なくなく、災害未経験の患者さんが不安に感じているように、災害時には血糖コントロールがしづらくなる様子がうかがえました。
一方で、薬剤やインスリンの不足に困ったという声は、あまりあがりませんでした。
■関連記事「災害に備えて」https://dm-net.co.jp/saigai/
<調査概要>
実施時期:2019 年 8 月
調査方法:インターネット調査
対象 :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
患者さんやその家族 404 名
病態:1 型糖尿病 157 名、2 型糖尿病 237 名、その他の糖尿病 8 名、患者さんの家族 1 名、その他 1 名
実施時期:2019 年 8 月
調査方法:インターネット調査
対象 :「糖尿病ネットワーク」「糖尿病リソースガイド」メールマガジン会員
<回答者の属性>
患者さんやその家族 404 名
病態:1 型糖尿病 157 名、2 型糖尿病 237 名、その他の糖尿病 8 名、患者さんの家族 1 名、その他 1 名
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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